

昨晩のNHKテレビ「倉本聰の“創る”世界」を観た、遊んで狂おう!
あなたは文明に麻痺していませんか。
車と足はどっらが大事ですか。
石油と水はどっちが大事ですか。
知識と知恵はどっちが大事ですか。
理屈と行動はどっちが大事ですが。
批評と創造はどっちが大事ですか。
あなたは感動を忘れていませんか。
あなたは結局何のかのと云いながら、
わが世の春を謳歌していませんか。
(富良野塾 倉本 聰 起草)
今から26年前の1984年に、倉本聰が私財を投じて開設した、脚本家や俳優の育成を目的とした「富良野塾」は、第25期生が卒熟する今年・2010年にその幕を閉じる。
先の文章は、「富良野塾クラブ」のメンバーカードの裏に印刷されているものだ。私も、このクラブのメンバーとなり、会報などを送っていただいていた。そして、「富良野塾」の舞台公演も、何度か観た。
その倉本聰の育てた富良野塾の卒塾生の俳優を出演させてのラジオドラマづくりの過程を追う「倉本聰の“創る”世界」が、昨晩NHKテレビで放映され、とても興味深く観た。倉本聰の執筆風景や製作現場にテレビカメラが入るのは、とても珍しくワクワクしながら観た。
このラジオドラマ「マローズ」は、鳥インフルエンザ騒動を取り上げて、自然破壊、人間至上主義に問題提起する作品となっているようだ。「今、日本人は自然という元金にまで手をつけている」、この警告が心に染みこんだ。
この番組の中で、倉本聰は「創るとは、遊ぶこと。創るとは、狂うこと。この二つに集約される。遊んで狂う。わくわくしながらやらないといい仕事はできない」と語った。「創るとは、遊んで狂うこと」、これまた心して生きていきたいと思う。とても素敵な刺激をもらった番組だった。
3月6日、大阪にて「谷は眠っていた」の舞台を見ました、久々の感動の舞台でした。
舞台終了後、出口に倉本聰氏がおられたので「大変感動しました」とお伝えし、握手をしていただきました。分厚くて温かい手でした。
倉本さんは、いつも出口でご挨拶をされますよね。以前、パンフレットにサインをしてもらいました。
それにしても、倉本さんの講演会の際には、大変にお世話になりました。深く感謝しています。倉本さんとご一緒に犬島に行ったのは、素敵な思いでです。