みやしたの気まぐれblog

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Windows Vistaは優れたOSなのか?

2007-01-30 23:46:18 | Macintosh/Apple
本日、Microsoftの最新OS、Windows Vistaが発売になりましたが、はたしてこれはそんなに優れたOSなんでしょうか?

朝のNHKニュースでもわざわざ機能紹介していましたが、正直言って本来のWindows Vistaで目玉となるはずだったWinFSは開発が難航し中止され、セキュリティの強化の他は見た目をよりMacに近くしただけ。
デスクトップ検索なんてGoogle Desktopで使えたわけだし、MacのSpotlight検索機能よりも機能が落ちる。Aeroでウインドウが立体的に並びますよなんってのは、実用性より派手さをとった結果。Exposeの見やすさには明確に劣る。ましてや、ウインドウが半透明などはMacOS10.0の世界で、すでに5年前の技術。ガジェットだって、Macのヴィジェット、Googleのガジェット、Yahoo!のヴィジェットをやっと実装しただけ。
そしてWindowsVista最大の問題は価格。実はこのOS、同じ機能クラスのOSを買おうとするとWindowsXPより値段が高い。これは薄利多売に陥っている各PCメーカーにとって明らかに痛手。消費者は、そんなOSの価格なんて知らないわけで、むしろ常に今までより安くと考えているんだから。
ついでに、今回はOSの根幹をかなりいじくったがために、VistaではWindowsXPまでで動いたソフトウェアでも動かないものも多い。事実、いくつかのメーカーではVistaで動作しないと明記されているソフトウェアがあるし、しばらくはハードウェアのドライバ系も対応に時間がかかるでしょう。

Microsoftはライセンス契約を武器に多くのPCメーカーの商品にOSを搭載させる事で、市場の雄となりましたが、Vista発売の遅れはこの互換性を維持しようとしたがためのものでもありました。その結果、身軽なAppleやGoogleがすでに提供している技術を遅れて提供することになってしまった。
Vistaはいかにも優れているとMicrosoftの広告は唄っていますが、それは確かに、本当でしょう。Windows XPに比べれば。しかし、毎日MacOS XとWindows XPを使用している私からすれば、やっとMacOS X10.4レベルに追いついたと言う感覚で、今年発売予定のMacOS X10.5では、また差をつけられるだろうと思います(例えばSpacesの機能なんてWindowsVistaでいつ実現できるのか聞いてみたいもんだ)。1年、2年後、WindowsVistaはどうなっているか、今から将来が不安なOSですな。
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