文庫本は次ぎに読む分として、いつも5~6冊はストックしています。でもそれからどれを選ぶかはそのときの気分などなのですが、どうしても厚め(=長編)のものは後回しになってしまいます。それを読み始めるのに「さあこれ読むぞ」と気合いがいるのです。
昨日、そのような一冊を開きました。はじめの数ページを読んで、これはおもしろそうだと感じた時から、この小説が長いことが逆に嬉しくなって(長く楽しむことができる)きます。そして読み進むペースを無意識的に落として(長く楽しむために)いるようです。
今回の小説はめずらしく裁判官が主人公。裁判官って一般人とつきあうことは極力避けていて、公務員宿舎に裁判官の家族が集まった棟で過ごすと聞いたことがあります。そんな狭い世界で生活していて、普通に生活している人たちのことをちゃんと判断できるのかななんて思った事もあります。
どんな話の展開になるのか。真冬なのに暖かいけど週末も含めてしばらく雨の天気予報。修理の終わったバイクにはあいにく乗れないようなので、出かけず家でゆっくりとこれを楽しみます。