とどろみの森学園 PTA

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2022(令和4)年度 第5回イキイキさわやかに学ぶ会 あなたの身近にもいるLGBTQ+

2022年11月12日 | 学級委員会
日時:2022年11月8日
テーマ:あなたの身近にもいるLGBTQ+ 〜男女やLGBTだけじゃない!性のあり方は十人十色〜
講師:井上鈴佳さん
開催方法:ZOOMによるオンライン開催


 第5回イキイキさわやかに学ぶ会は中学校・高校の保健室の先生として勤務され、現在は同性のパートナーと暮らしている井上鈴佳さんがお話ししてくださいました。

 井上さんは学校勤務時に「男の人が好き」という男子生徒の告白から、どのように付き合っていくべきかを考えて調べていくうちに、ご自身のそれまでの周囲との恋愛観のずれへの疑問が解け、レズビアンであることを自覚されたそうです。

同性のパートナーと安心・安全に暮らせるよう、より多くの人が多様性を認め合い、誰もが自分らしく自信を持って生きることが出来る社会になるように、学校やPTA等で講演をされています。

ニュース等でよく耳にする「LGBTQ +」「トランスジェンダー」ですが、自分の周りにはいないなと思う人も多いのではないでしょうか。
日本では約11人に1人という、左利きと同じぐらいの割合だそうです。

以前は「LGBT」と言われていましたが、70〜100種類以上あり分類が困難な為、現在は「LGBTQ +」と言われているそうです。
「トランスジェンダー」だと感じるのは3、4歳の人もいれば、60代、70代の人もおり、中には赤ちゃんを産んだ後に違和感を感じて自覚された方もいらっしゃるようです。
井上さんご自身も、24歳の時に自分がレズビアンだと気付き、今まで違和感を感じていたことに納得されたそうです。

海外では同性婚が合法化するなど、日本とは10年以上の差があるとも言われています。
同性婚が認められておらず、男の子は・女の子はこうあるべきという考えが根強く残っている日本では、人と違う自分を受け入れられないと自己肯定感が低くなり、周囲との人間関係も不安になりカミングアウトにも勇気がいります。
性は一生同じではなく、変化していきます。大人でも性は変化するのですから、成長過程の子供たちも変化していきます。
カミングアウトしやすい、多様性が認められる環境を整え、「言ってくれてありがとう」とアライ(味方)になって時間をかけてじっくり話し合うことが大切だとおっしゃっていました。

「いないのではなく、伝えていない、気づいてないだけ」で、いつどのようになるか人それぞれであり、顔や性格がみんな違うように、性も十人十色です。
「あなたはそのままでいいんだよ」と、自分自身を大事に思えるように、伝えていきたいと思いました。

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