明日に向けて

福島原発事故・・・ゆっくりと、長く、大量に続く放射能漏れの中で、私たちはいかに生きればよいのか。共に考えましょう。

明日に向けて(2293)ウクライナについて、戦争について、高校の先生たちとじっくり学びました

2023年02月05日 09時03分07秒 | 明日に向けて(2201~2400)

守田です(20230205 09:00)

脱原発・脱戦争・脱資本主義のダブルウィーク実行中です。

岡山市内のホテルからです。1月28日よりダブルウィークの旅をはじめ、いまちょうど中日を迎えています。
これまで加古川市で1回、岡山市で4回、備前市、総社市、高梁市で1回ずつ、都合8回講演しました。
このほか岡山県議会議員の大塚愛さんと事務所で対談し、収録していただきました。

どの場もたくさんの参加者に迎えられ、素晴らしく濃密な出会いが続いていて、報告したいことてんこ盛りです。
でも毎日、翌日の講演に向けた準備を重ねていることと、体力温存のため、無理を避けていることもあり、報告の余裕がとれていません。
可能な場合は、講演をFacebookでライブ配信し、アーカイブに残しているのでぜひそちらもご覧ください。
とりあえずこの間、3回の講演のアーカイブをご紹介しておきます。3回目は社会的共通資本について話しています。

今日はこれから倉敷市に向かい、午後にお話しします。
今日を含めてあと9回(うち1回は広島県福山市)お話します。
頑張ります。


岡山高教組の教研集会に招かれて

さて岡山県内の初日、1月29日に岡山高教組の教研集会に招いていただき、午前中にウクライナについて、戦争についてお話ししました。
これへの感想が送られて来たのですが、参加された教員のみなさん、核心をつく受け止めをしてくださっています。
とても嬉しかったので、ご紹介したいと思います。


守田講演への感想

目からウロコが落ちるお話ばかりで、集中して聞くことができました。質問です。自衛隊で、広島県、岡山県、山口県の部隊は、福島第一原発事故があったところに派遣されました。もしかしたら放射能の影響が出ているのかもしれませんが、そのあたりのこと、何かご存知でしたら教えてください。

ポーランドが2度分割されたこと、ドイツとロシア(ソ連)とのはざまでポーランド、バルト三国、ベラルーシ、ウクライナの歴史や地形、チェルノブイリ原発のことなど、色々な背景が聞けてよかった。

平和を保つには努力が必要で、遠い国の出来事ではないと感じさせられるお話でした。戦争の渦中にありながらスマホで送信される映像は、リアリティを持って伝わっているはずなのですが。情報の操作はあると分かっていても判断できないことが多く、口を開きにくいと感じています。

守田さんの講演は初めてで、大変興味深い内容でした。本来のジャーナリズムの在り方を感じました。チェルノブイリのことを知らずウクライナのことは語れないし、その歴史についても学校ではほとんど学んでいないのが現状です。分かりやすい言葉で背景を語っていただきました。ウクライナの報告書についても知らなかったことを恥ずかしく思います。肝心なことが書かれていない「放射線副読本」を文科省が出す国…、情報操作でしかありません。原発のことも、まだ他人事ととらえている日本のやり方にも危険性を感じました。世界的に見ても日本の軍事費は上位…、他にかけるべき予算があるだろうに…、米国の属国でしかない現状に、報道の弱腰に、モヤモヤしています。

まさに目からウロコの連続でした。戦争、武力行使で国際間の問題解決ができないこと、日本の進むべき道が確認でき、有意義な会でした。

常々ウクライナ戦争の報道は偏っていると感じていましたが、やはり戦略として双方が互いへの憎悪を煽っている面があったのだなと分かり、納得しました。ウクライナの複雑な歴史、原発をめぐる問題も改めて知ることができました。NATOは国連憲章違反と聞いて、そのように考えたことがなかったので、目からウロコでした。原発事故のことが、自分の中では少し(時間も経って)薄らいでいたので、その影響の大きさを改めて認識しました。

ウクライナ紛争にアメリカが参加していると言われていたが、それがどのように参加しているのかが、今日の講演でよく理解できた。また、福島の原発事故がここまで影響を与えていることを知らなかった。今、東京の子どもたちが大変なことになっている。

とても興味深く、勉強になりました。初耳の情報もたくさんありました。以前からゼレンスキーはうさん臭いと思っていましたが、やはりTVや新聞の情報だけを頼りにしていては、真実は分からないと思いました。福島原発の事故から12年経ち、メディアで報道されることも少なくなり、風化しているように思います。相次ぐ有名人の早すぎる死、東京の電車の中で倒れこむ人々の急増など、やはり放射能汚染の影響なのかと思いました。

ウクライナ問題の複雑な要因を初めて知った。ウクライナ自身も反ソ感情を煽ってきたことが解った。ウクライナの後ろに米国がいるとこうことをマスコミは伝えなかった。結局、ウクライナ、ロシアのどちらかに味方するのではなく、平和の実現しか道はないと思わざるを得ない。

60年近く生きてきたが、改めて物事には表と裏があるのだということを考えつかせていただきました。いたずらに垂れ流される情報にだまされないようにしなければならないが、何がいたずらな情報なのか分からないので、何に煽られているのか判断がつかない。私は怖くなったので「西部戦線異状なし」を、もう一度読むことにしました。「犯罪の温床として軍隊がある」これだけは忘れられない。NATOも違反していることを、改めて認識させていただきました。


平和の心をみんなで紡ぎ続けたい

こういう感想が聞けると「頑張って準備して一生懸命、話して良かったな」としみじみ思います。
またこうした反応が返ってくるのは、高教組のみなさんの中に、しっかりとした平和の心が根付いているからだとも思います。
それは日本の多くの民衆が分け持っている心です。だからそれをしっかり紡ぎ続けていきたい!

まだ講演が続きます。スケジュール表を添付しておきます。


お近くの方、ぜひお越しください!

#脱原発 #脱戦争 #脱資本主義 #社会的共通資本 #非暴力の可能性 #GX実行会議 #原発は終わっている #核の問題を根っこから考える

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