明日に向けて

福島原発事故・・・ゆっくりと、長く、大量に続く放射能漏れの中で、私たちはいかに生きればよいのか。共に考えましょう。

明日に向けて(98) 福島のお母さんさんたちの声を受けて・・・。

2011年05月06日 13時00分00秒 | 明日に向けて5月1日~31日
守田です。(20110506 13:00)

明日に向けて(94)で、京都精華大学のキャンプに参加している福島の親子の
お母さんに声を聞かせていただき、紹介しましたが、非常に多くの反響があり、
この声をぜひ、友人に伝えたいというメッセージを次々といただきました。

また、ブログへもたくさんのメッセージをいただきましたので、これらを
一つにまとめるとともに、山水人の祖牛さんのキャンプ訪問
報告などもまじえ、一本の情報として発信したいと思います。

キャンプは昨日(5日)が最終日。子どもの日ということで、山水人の祖牛さんたち
が赤飯を炊いて、差し入れにかけつけてくれたそうです。以下、山水人MLに
流れた祖牛さんの報告を転載します。

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祖牛です。

今日は『こどもの日』、すべてのこども達が、安全で、平和に暮らせる
日が、はやく来るように願います。

精華大の卒業生たちが企画した福島の子供たちのキャンプに行って
きました。

京都岩倉の精華大学キャンパスの一番奥の森の中に不思議な空間があって、
福島から来た子供たちやお母さん、それにボランティアの人たちが
餅つきをしていました。大きな焚火をしたり、石うすできな粉をひい
たりと、みんな生き生きしていました。

関西テレビも取材に来てこども達にお土産をプレゼントしていました。
山水人に来る精華大の卒業生達も何人もいて大活躍。

「わく星学校」の敬子さんが「こどもの日」ということで赤飯をつくり
差し入れにもって行き、私たちもあんこの入ったお餅やお汁を一緒に
いただきました。こども達の元気な笑顔にふれ、こちらも元気を
もらいました。

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僕は「明日に向けて」を、ピースウォーク京都HP上に作らせていただいている
特設ページと、gooブログで作っている僕のブログにアップしていますが、
それぞれにたくさんのコメントをいただています。

このうち、gooのブログでは、キャンプを主催した側の左近さん、あの日、お話を
聞かせて頂いた「福島の母B」さんからもコメントが寄せられてました。そこで
これらをまとめて、再度、情報として発信することにします。
以下、寄せられたコメントと、僕からの返信を掲載します。

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「明日に向けて(94) 福島のお母さんたちの声を聞かせていただいて」
への、gooブログへのコメントから
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/8508287b3a427a159c65cd5c1b288e1d?st=0


福島の現状をどう支援? (右近ゆみ)
2011-05-04 23:45:19

こんばんは、守田さん。
日頃の情報発信、ありがとうございます。
私も上記の支援に「お母さん係」として携わり、Bさんと何時間もお話ししました。
正直、できることはなんでもしたい気持ちですが、何をどうすればいいのか考えて
しまいます。

私の周りのお母さん達の間では、自民党・河野太郎さんのブログにあるように、
「とにかく国会議員に会いに行こう」という計画があります。
その時に「20mシーベルト」という基準を見直してほしい!と意見し、資料も
出したいと思うのです。
来週の火曜日、出町柳での守田さんの講演会に参加しますので、是非アドバイス
をお願いします。


ありがとうございます。 (守田敏也)
2011-05-04 23:52:37

そうですか。お母さん係、どうもご苦労さまでした。ありがとうございました。
現場でも会っていたのかもしれませんね。

アドバイスとはおこがましいですが、僕にできることは何でもしますよ。
ただ出町柳のその講演会は17日なので、来々週になります。他に8日午後
7時から、おなじく出町柳の「かぜのね」というところでも、お話します。
この情報もまたあとで流します。



ありがとうございました。 (福島の母B)
2011-05-05 05:09:27

おとといは、守田さん、右近さんに話を聞いていただきましてありがとう
ございました。
思っていることを口に出せない現実が続いていたので、共感していただける
方々に気持ちを吐露できてどれだけ救われたことか…

また、こんなに遠くの方々が…大勢の方々が…福島の事を心配して下さって
いることをただただ有難く有難く思いました。

この連休中で風が変わり始めています。
文科省VS原子力安全委員会…なんてものも見えてきました。
また、福島大の先生方も動き始め外に発信しだしました。
市民団体もリスクアドバイザーの解任を求め動き始めます。

私達は中から風を大きくすべくでき得る限りのことをしていくつもりです。
どうぞ、外からも大きな団扇で扇いでください。
出会うはずのないご縁をいただいた事…たくさんの方々に感謝します。


ヒバクシャ (郡山在住)
2011-05-05 06:41:15

http://www.med.nagasaki-u.ac.jp/adi-pphy/prof/201104.html
我々県民は彼によってヒバクシャに認定されたようです。
大丈夫だと言い続け、今後どのような病気が出てくるか観察していくつもりかも
しれません。早く追い出して欲しいです。


福島の母B様 (守田敏也)
2011-05-05 07:53:31

当日は大切なお話を聞かせていただき、本当にありがとうございました。
また直接コメントをいただきありがとうございました。あとで個人メールも
させてください。

みなさんのお話はとても胸を打つもので、たくさんの方から、これを友人に
伝えたいというメッセージをいただいています。

そうした方々に、再度、「外からも大きな団扇で扇いでください」というBさんの
メッセージを伝えます。

ぜひ、今後も一緒に歩んでいきましょう!


本当にひどい・・・ (守田敏也)
2011-05-05 07:58:44

ヒバクシャ(郡山在住)様

山下教授の言葉を確認しました。これですね。
「『原研医療』では大学病院国際ヒバクシャ医療センターと準備してきた緊急
被ばく医療対応に加え、グローバルCOEプログラムの根幹である放射線
リスク健康管理を、福島県ならびに福島県立医科大学の要請を受けて、
いち早く現場で実践しています。本領域における20年間の海外での活動実績は、
広島・長崎に次ぐ国内3番目のヒバクシャを生み出した福島県にこそ
生かされるべきだと考えると、新生『原研医療』も直ぐに正念場を迎えることに
なりました。」

福島県民には、放射性降下物の影響は皆無、マスクもしなくていいといい
ながら、「広島・長崎に次ぐ国内3番目のヒバクシャを生み出した福島県」と
語っているのは本当に許しがたいです。

しかもここにはグローバルCOEプログラムという、巨額の予算のつくプログラム
を走らすために、福島県民の苦しみを使っていることがあけすけに見えています。
今、友人が、山下教授の福島講演の内容を精査して批判を書いてくれています。
こうしたものなどを活用して、みなさんで一緒に、山下センセイを追い出しましょう!


Unknown (Unknown)
2011-05-05 16:17:07

我が家も原発のおかげで真っぷたつです
それに避難したくても、現役高校生と、高校受験の結果発表と入学手続きの
日程変更通知待ちの子供もいて、とてもじゃないけど仙台を離れられない
状態でした小学生以下だったら実家に帰ってただろうと思います。


Unknown (k)
2011-05-06 10:23:17

福島のお母様たちの生々しい証言に食い入るように記事を読みました。貴重な
発信をありがとうございました。九州の私の友達にもこれを知らせたいと思います。
お母様たち、こどもさんたち、心挫けそうになると思いますが理解者がいることを
信じて生きていかれますよう願います。


胸が痛いです。 (守田敏也)
2011-05-06 11:28:24

Unkown様
「我が家も原発のおかげで真っぷたつです」・・・。胸が痛いです。多くの家庭で
温度差から非常に苦しい対立が生じてしまっていることを耳にしています。
僕はこれ自身も、放射能漏れ事故の深刻な被害の一つだと思います。

今はそんなコメントしか出せずにごめんなさい。また考察したことをブログに
書きます。


ありがとうございます。 (守田敏也)
2011-05-06 11:31:56

Kさん
いつもコメントをいただいて、ありがとうございます。ぜひお友達にお伝えください。
そこから福島や、仙台をはじめ原発近隣の地域の人々を包む温かい輪が
生まれるといい、苦しい気持ちが吸い取られ、事態の打開の何かが生まれると
いいと僕は思うのです。そのためにも、今は少しでもこの痛みを、たくさんの
人でシェアすることが大切だと思います。
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