ぶらり町めぐり&御朱印

町を歩くのが好きだ。特に御朱印集めに熱中した。年齢を重ね、段々と体力が落ちてきたが、もう少し頑張りたい。

二期会「トスカ」公演

2017年02月18日 21時18分31秒 | 雑感
2月18日。東京文化会館で歌劇「トスカ」を見る。

指揮はダニエーレ・ルスティオーニ。管弦楽は東京都交響楽団。

トスカ=木下美穂子、カヴァラドッシ=樋口達哉、スカルピア=今井俊輔。

充実した公演で堪能できた。ルスティオーニの指揮が素晴らしかった。イタリアの若手三羽烏の一人という。まだ34歳。生き生きした指揮で魅力的だ。ピットの中で大きな身振りで振っていた。座席の関係上、よく見通せたのだ。

歌心もあり、決めるべきところはきちんと決めていた。都響も申し分がなかった。こういう演奏は楽団員も気持ちいいだろうと思わせるものだった。

演出は、アレッサンドロ・タレヴィ。歌の邪魔をしない演出で嬉しかった。最近は演出が過剰で歌の邪魔をして消化不良になることが多いからだ。

日本人歌手の水準も上がり、物足りなさを感じることがなくなった。

「トスカ」はストーリーだけを読むと、これがオペラになるのかと思わせるところがある。主要な三人の登場人物は皆死ぬ。拷問シーンあり、(半)婦女暴行シーンあり、殺人シーンあり、銃殺シーンありである。

実際の舞台を見ると、これらの残酷な場面が緊張感を生んで飽きさせない。プッチーニの旋律も魅力的だ。人気オペラというのもうなずける。

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