ぶらり町めぐり&御朱印

町を歩くのが好きだ。特に御朱印集めに熱中した。年齢を重ね、段々と体力が落ちてきたが、もう少し頑張りたい。

三嶋大社

2017年02月25日 21時18分49秒 | 雑感
三嶋大社を参拝する。我が家は横浜であり距離があるが、父が三島出身で三嶋大社の近くで育った。父が晩年、介護状態になった時、なぜか三嶋大社へ参るようになった。

多分、父は、子供の時にここへ遊びに来ていたはずである。私は東横線の新丸子で育ったが、子供の時に近くにある日枝神社で遊んだ。神社は子供の遊び場でもあった。

鳥居をくぐると、参道があり、総門が正面に見える。





総門を通り過ぎると、今度は神門がある。



神門を通ると、正面に舞殿がある。



舞殿の後ろに社殿(拝殿)がある。



いつ見ても、立派な拝殿だと思う。なんといったらいいのだろう。重量感を感じる。金箔を張り付けているからそう思えるのだろうか。



本殿も大きい。由緒書きによれば、出雲大社に次ぐ大きさだそうである。



三嶋大社は伊豆国一の宮である。

2月に参拝したのは祖父の命日が2月だからというためもある。祖父は2・26事件の翌日、27日に亡くなった。2・26事件にショックを受けて脳溢血を起こしたためと父が言っていた。自由主義者だったのかもしれない。

反軍思想の持ち主だったのだろう。徴兵逃れのため北海道に戸籍を作った。父の最初の戸籍は北海道である。

相続のため父の戸籍を全部集めたが、行ったこともない北海道の戸籍があることを知り疑問に思った、従弟が説明してくれた。父はこの件について一言も言わなかった。


祖父についていえば、写真が一枚もない。三島の名士だったと聞いているのでこれは不思議なことである。写真を撮られると魂が抜けると信じていたのだろうか。だから、祖父の顔を知らない。


三嶋大社社務所の古札納め所に御札を納めた。ひょっとしたら、これが最後かと思う。新しい御札は求めなかった。毎年2回、お祓いはしてもらっているが、もう御札は要らない。先がないことを感じている。

<御朱印>


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三島駅

2017年02月25日 20時54分14秒 | 日記
三嶋大社を参拝するために三島駅でおりる。三嶋大社に行くには南口でおりるのだが、北口の様子を見るために北口改札を出る。

目の前に日本大学国際関係学部の校舎があった。



三島駅。





松があるのが静岡らしい。



三嶋大社の方向へ歩くと、Z会のビルを見る。そういえば、Z会の本拠は静岡だった。



Z会のビルを見ると、昔のことをいろいろと思い出す。思いがあちこちに飛んでしまうのは老齢ゆえだろうか。

Z会は、昔は増進会と言っていたと思う。1960年代には通信添削で名高かった。その出題される問題の難しさでも有名だった。

私も大学受験を控えていたので通信添削を受けたことがある。しかし、まぁ、ダメだったですね。途中で放り出してしまった。

Z会の名前を見ると、そのころを思い出す。

中学、高校と受験オンリーの生活だった。他のことは目に入らなかった。今思えば、ずいぶんと、時間を無駄にしたと思う。

受験癖というものがあり、これが後に尾を引く。就職してからも、資格の受験に熱中した。いくつかの資格を取ったが、資格=死格となり、ほとんど役に立たなかった。

今思えば、資格取得の勉強も金と時間の無駄だったと思うことが多い。人生、他にやることもあったはずだが。

気が付けば、人生を浪費していたことに憮然とする。

Z会のビルを見て、苦い思い出がよみがえった。思い出したくないことではある。

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