御朱印ツアー最後のお寺は、東福寺塔頭の毘沙門堂・勝林寺だった。全然知らないお寺だった。私の持っている区分地図には記載されていない。小さいからだろう。
路上で下り、東福寺参道を歩く。観光客はありの如く群れをなして、東福寺を目指す。通天橋からの紅葉を見るには絶好の季節である。例年なら…。
私たちは途中から参道から外れた。勝林寺の正規の門は閉鎖され、別の小さな門から入った。
紅葉度はまぁまぁ。やはり、今年の紅葉は遅れ気味だ。
御朱印は多種類で、時間をかけると、帰りの新幹線に間に合わなくなる。3種類ぐらいでお願いしますと、添乗員が頼んでいた。
傘を置いてアクセントをつけていた。空間コーディネーターでも雇ったのだろうか。京都の寺院はひと味違う。
<御朱印> 毘沙門天像の写真入り。日付はゴム印である。朱印も変ってしまったと思う。御朱印アートである。女性が群がっていたが、装飾雑貨品を買うのと同じ感覚らしい。
これで京都御朱印ツアーを終わる。御朱印集めに熱中していた人は製本できるぐらい買っていた。私は、添乗員任せで各寺社ひとつだけ。紅葉の方に注意が向いた。お寺や神社をお詣りした気持ちは最後まで起きなかった。