昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

えそらごと (二)

2018-05-29 08:00:20 | 小説
もしも彼が生きながらえていたら…  次第にラジカセから流れる声とにズレが生じ始めて、隣の社員が大きく広げた手に、飛び跳ねた足がもつれてしまった彼の体が当たってしまった。 見咎めた部長から「おい、そこ。キビキビとやりなさい!」と、声が飛んできた。 みな一せいに振り向いて彼を見た。 . . . 本文を読む

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