水たまりの中の青空 ~第一部~ (十七) 2020-10-08 08:00:04 | 物語り よく晴れ渡った日曜日、正三は駅舎の横に立っていた。夜も明けやらぬ暗い中、煌々と輝く街灯の下に立っていた。駅舎の時計をのぞくと、五時二十三分を指している。先ほどのぞいた時は、二十分だった。 . . . 本文を読む