水たまりの中の青空 ~第二部~ (三百八十三) 2023-08-08 08:00:10 | 物語り 「奥さん、おくさん。ぼくが、わかりますか?」 その声に、小夜子の目が開く。上からのぞくようにして、医師がことばをかける。 「大丈夫だからね。ぼくがついているから、大船にのった気でいなさい。 . . . 本文を読む