昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

僕の女王様は妹 (百四十三)

2011-01-22 12:26:55 | 小説
どぉもっ!
悟でえーす。
世界で一番の
幸せな悟でえーす!

美里の寝顔、
見ますぅ?
可愛いですよぉ、
へへへ・・。
おっぱい、
見ますぅ?
羨ましいでしょ、
ブルン!ですよぉ。

感激ぃぃぃ!
待ち合わせの喫茶店に行くべく、
バス停に降り立ったんです。
そうしたら、
何と美里が居るんです。

「どうしたの?
喫茶店、
お休みなの?」
「うぅん。
一分でも早く、
悟に逢いたかったから・・」
身震いしました、
ホントに。
誰も居なかったら、
抱きしめてました。
「行こっ!」
僕の腕に、
寄り添ってくるんです。
美里のおっぱいが、
僕の腕にぐっと押し付けられて、
ムクムク!
ちょっと、
歩き辛かったです。

「ねぇえ?
この間の話、
考えてみた?」
「この間の話?
あぁ、
エステとかエアロビクス、
のこと?」
行き交う人たちの視線が、
突き刺さるんです。
“こんな良い女に、
何でこんなダサイ男が!”
「やってみるよ、
僕。
美里に釣り合う男に、
なりたいもん!」
美里、
急に立ち止まるんです。
それでもって、
僕のことを怒った目で見るんです。
「何で!
そんなつもりで話したんじゃないぃ!」
少し、
涙目に見えました。
「ごめん!
言ったろう、
ダイエットしてみたって。
失敗しちゃったんだ。
僕自身が、
やってみたいんだ。
美里に、
嫌われたくないんだ。」
必死でした。
このまま帰っちゃうんじゃないかって、
不安でした。


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