昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

心象風景  第三弾:【ある時の彼女】 (五)

2010-05-21 22:30:34 | 小説
(逃げ口上)

彼女としては、
夫が真剣に妹を愛し、
合意了解の上でのことならば、
時間とともに
癒される余地があったかもしれない。

しかし、
酒に酔い、
その酔いに任せての
レイプだったとは。

妹にも落ち度はあった。

失恋の痛手を慰めて欲しい、
とふざけ半分に義兄を誘惑したとは・・。
実直な義兄だから安心していた、
との逃げ口上で。

この事実は、
彼女に到底癒されることの無い
深く黒い傷を負わせた。

(より反道義的事実を思い浮かべられた方、
筆者にご連絡を。)

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