昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

ポエム(黎明編)=春の訪れ=

2023-01-20 08:00:58 | 

シャンソンの流れるマロニエの並木道に 春の訪れ

コーヒーの香が漂う時代遅れのカフェに ロマンの花

恋人たちは今エッフェル塔の陰で 凍てついた太陽を見る

 
=背景と解説=

恋愛の歓喜を感じつつも、どこか冷めた自分がいた気がします。
当時の言葉で言えば「世間が信じられない」ということに尽きます。
世間=女性 と置き換えてもいいかと思います。
女性を蔑視しているのではなく、女性に受け入れられるような自分ではない、ということでした。
憧れに近い気持ちを抱きつつも、いつか離れていく―― 捨てられる、そんな不安な気持ちを抱いていたのです。

 一行目、恋への憧憬
 二行目、濃いから与えられる歓び
 三行目、懐疑の気持ち


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