昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

ポエム・ポエム・ポエム =番外編= ~boku wa~

2021-03-05 08:00:06 | 
君のエガオが こわい
君のナキガオが こわい
君のオコリガオが こわい

作り笑顔なんて いらない
うそ泣きなんて いらない
脅かしなんて いらない

仕事後の 一杯のビール
“おいしい”って 言ったきみ
風呂上りの 一杯のビール
“おいしい”って 言ったきみ
ジョギング後の 一杯のビール
“おいしい”って 言ったきみ

いつでも、どこでも、なんでも
[おいしい]の きみ

バスルームで
白い湯気で 見えない
たっぷりの泡で 隠してる
湯舟に浸かって ずるいぞ

ベッドで
誘う きみ
“きて…”
乱れる きみ
“すてき…”
たずねる きみ
“かえるの?…”

玄関で
舌を出す きみ
“べー だ”
わらい出す きみ
“バ、ハハァイ”
泣きまねする きみ
“アッカンベー”


(背景と解説)

四つだったか、年上の女性です。
キス(いやベーゼと言いたいです)が、とっても上手なひとでした。
もうとにかく、夢中になって貪ったものです。
が、若すぎたわたしでは、彼女に応えることができませんでした。
甘く、しかし苦い、青春の想い出です。


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