昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

ブルー・はんたぁ ~蒼い情愛~ (四)

2010-04-07 21:13:58 | 小説

その窓が、
死刑囚の俗界に対する未練心を、
郷愁を掻き立てさせることが腹立たしい。

もし・・。
窓が塞がれたら・・、
やはり腹立たしい。

青空・・
雲・・
流れる・・
流浪・・
果て・・
老い・・


思い浮かぶ言葉が、
死刑囚の意図することなく繋がりを求めていく。

潜在的な死に対する恐怖感を感じさせたが、
ややもすると死への恐怖感を超越しがちでもあった。

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