昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

高賀神社と円空記念会館 (一)

2014-08-20 17:40:46 | よもやま話
わずか二時間足らずの滞在でしたが、十分な休養をとることができました。
さらに奥になると言うことでしたが、霊験あらたかな滝があるという情報があります。
今日は、このまま名古屋に戻りたいということで、またの機会にということに。
そうそう、何やら不確かな情報ではありますが、芸能人が訪れる宿があるとのこと。
神明…いや、やめときましょう。
露天風呂付き部屋で、囲炉裏懐石料理が楽しめるとか。
因みに値段は、お一人様三万円はお覚悟のほどを。

というところで、湯治場を出ます。
左手に山、右手に切り込みの激しい川でございます。
まかり間違えて運転を誤りすれば、深~い谷底へ。

さてさて、では道中での他愛ない話をばひとつ。
「こんな小さな村にも、土木業者っているのね。仕事なんかないでしょうに…そうか! だから、公共事業だなんていって、こうやって道路を掘り返してるのね。ほんと、ムダ金だわ」
と、憤慨しています。
「おいおい、実家のある一帯だろうに。必要悪とは言わないけどさ、ムダじゃないと思うぜ。ここらは、豪雪地帯だろうが。ちょっとオーバーか? でも雪深い場所であることには間違いないだろうが。それに大雨とかで道路が寸断されたらどうするんだ? はるか下の関市からブルドーザーやらユンボを持ち込むのか? だから、土木業者は必要なんだよ、絶対に。ま、こんな山奥に人が住んでなきゃ要らないかもな」

そして後日談。
同僚のおばさんによると、
「川を渡ったところに、トンネルがあったでしょうが。そこ、郡上につながっているのよ。何かの時には、このトンネルで行くんだってよ」とのこと。
板取地区は郡上市の隣に位置するんだ、とその山奥深さに今一度感嘆したものです。

もう一つ、他愛ない話をば。
すみませんなあ、なにせ時速20kmというスロー道中なので時間がかかりまして。
「カルチャーセンターなんだけどさ」と、始まったのがこの話の始まりでありました。
忙しい身ゆえに、中々週一の出席ができないのと、のたまいます。
そのことは主宰に説明をし、了解を取って入会したとのこと。
ところが、頻繁にメールが入るそうで。
主宰としては、毎回の講義内容の簡単な説明をと考えられてのことらしいのです。
で、たまに使いの出席の確認メールもあったらしいのです。

わたしの、わたくしめのmy看護師さんといえば、文明の利器を嫌う御仁でございます。
すぐに読まないのか、はたまた読んでいてもなのか、とにかくすぐに返信をすることのない御仁でございます。
ある日突然に「メールアドレス、削除します!」とのメール。
憤慨するmy看護師です。
周りの者に話しても、「ちょっとひどいよね」と、同調の言葉ばかりとか。
そりゃそうでしょ。
現場の長さんです。批判的な言う者など、居るはずもないでしょう。

で、わたしめに聞くわけです。
「どう思う? ひどいよね、ね、ね、ね」
と、「ね」を繰り返すわけです。
同調して欲しいのでしょうなあ。
「そりゃ、仕方ないわさ」
目をまん丸くして、しばし絶句です。
思いも掛けぬ言葉だったのでしょう。

分かっております、おりますとも。
確かに、突然のアドレス削除というのは、いや突然でなくとも、アドレス削除とはきついことです。
逆に言えば、それほどに怒り心頭だということでしょう。
わたしの、くどいようですが、わたくしめのmy看護師に期待していたのでしょうなあ。
で、裏切られたという思いになったのでしょうなあ。
それとも、他の生徒さんたちに崇め立てられまつられているせいでしょうかな。
なんにしても、互いのルールの思い違いでしょうて。

いや、主宰のルールが正しいでしょう、一般的には。
わたしとmy看護師に横たわるルールは、わたしとmy看護師にのみ許されるルールなのですから。
「ゆるやかな関係」と、わたくしめは考えておりますけれども。

[互いの自由と尊厳を尊重し、互いの気まぐれを責めない]

この一点でもって、全てを許容し合っているのですから。
メールに対する返信の遅さなど、へっへっへ~なのですから。

なにはともあれ、my看護師には「人を嫌って欲しくない」のです。
この一点でもって、心を鬼にしてmy看護師の言を否定したのですから。

ああ、橋を渡るようです。
「高賀神社」という標識が見えます。


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