昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

僕の女王様は妹 (百十五)

2010-12-11 12:45:19 | 小説
だけど素敵なデートでした、
今夜は。
何せ次回のデートの時には、
クク・・。
今夜だって、
まさかあんなことになるとは、
思いもしませんでしたから。
腕組みしたいなぁ
とは、
思ってましたけど。
待ち合わせの場所に着いた途端、
「遅いぃ!」ですもん。
それでもって、
僕の腕に
しがみ付いてくるんですから。
胸の膨らみが、
僕の二の腕に当たっちゃって・・。
“今夜は、最高!”
です。

十一時近くだったかな?
寿司屋を出たのは。
千佳のことが
ちょっと気にはなったんですけど、
電話を掛けそびれちゃって。
携帯ですか?
持ってないです。
以前、
話しませんでした?
持ってはいたんですよ、
僕だって。
解約しました、
半年経ってから。
どうしてかって、
・・言いたくないなあ。
実はですね、
無用の長物だったんです。
だって、
一度たりとも電話が掛からないし、
メールすら来ないんです。
もっとも、
当たり前ですけどね。
教える相手が居ないんですから。


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