昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

鼠小僧次郎吉 ~さると猿回し~ 三十四

2010-09-24 23:03:15 | 小説
そして、
天保三年(1832年)八月十九日に、
江戸中引き回しの上、
鈴ヶ森で磔に処せられた。                    

世間では、
何と二万二千両もの金を盗み
貧乏人にバラまいたという噂が流れた。

ひまを出した女房に、
毎月生活費を送り続けた
(当時は、離縁後の送金という習慣は無かった)という話。

更には、
盆・暮れ時に
家主は勿論
同じ長屋の住民に迄
届け物をしていたという
エピソードも伝えられた。

勿論その真偽のほどは、
定かではない。 

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