昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

僕の女王様は妹 (百四十二)

2011-01-21 20:14:38 | 小説
でも、
さすがに佑子お姉さまよ。
「そうね、
そうですわね。
ショックですものね、
千佳さん。
皆さん、
千佳さんをお責めになっては、
いけませんわ。
今度、
ということにしましょうね。
では、
ご機嫌よお。」
軽く会釈されたんだけど、
やっぱり違うわ。
佑子お姉さまは、
社長令嬢なのよ。

ピアニストを目指されてるの。
勿論、
全国大会にも出場されてるわ。
千佳は詳しくないんだけど、
海外留学の経験もあるんだって。
武蔵野音大へのご入学も決まってるらしいわ。
当然、推薦入学よ。
でね、
ショパンコンクールとかあるでしょ?
目指されてるんだってえ。
凄いわよね。
そんな佑子お姉さまに声をかけて頂いた千佳って、
幸せもの?
ククク・・
何だか、
嬉しくなってきちゃった。
入れて頂こうかな、
グループに。

さあてと、
お母さんの所に行こうかな。
じゃあね!



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