(二)
「そんなこと、できません! 大丈夫です、もう。
今度かかってきたら、言い返してやりますから。
口惜しかったら会社にお出でなさい、って。
お姫さまに逢いにお出でって、優しく言ってやります」
「そんなこと言って、ほんとに来たらどうするんだよ」
「えっ、えっ、どうしよう、どうしましょう」
掛け合い漫才が始まり、どっと笑いが起きた。
「こらこら。そんな時は、男どもが撃退しろ。
女性を守ってやれない男なんて、金輪際、嫁さんをもらえないぞ!」
武蔵が突っ込むと、笑いが更に大きくなった。
「そうなんだけどさ、内の男どもはみんな、華奢(きゃしゃ)だもんね。
守ってもらえそうにないわ。やっぱりあたし達女が、一致団結して撃退しましょう。
でも、小夜子さまはだめ。
お姫さまは、奥の院に居てもらわなくちゃ」
「そんなこと、できません! 大丈夫です、もう。
今度かかってきたら、言い返してやりますから。
口惜しかったら会社にお出でなさい、って。
お姫さまに逢いにお出でって、優しく言ってやります」
「そんなこと言って、ほんとに来たらどうするんだよ」
「えっ、えっ、どうしよう、どうしましょう」
掛け合い漫才が始まり、どっと笑いが起きた。
「こらこら。そんな時は、男どもが撃退しろ。
女性を守ってやれない男なんて、金輪際、嫁さんをもらえないぞ!」
武蔵が突っ込むと、笑いが更に大きくなった。
「そうなんだけどさ、内の男どもはみんな、華奢(きゃしゃ)だもんね。
守ってもらえそうにないわ。やっぱりあたし達女が、一致団結して撃退しましょう。
でも、小夜子さまはだめ。
お姫さまは、奥の院に居てもらわなくちゃ」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます