「さあ、入って。ソファに、座って。あらあら。 ミタ君の肩、びしょ濡れじゃない。
そうかあ、傘が小さいんだ。ごめんね、気が付かなくて。
ちょっと待って、タオルを持ってくるわ」
彼は、耀子の差し出したタオルで水気を吸い取った。
「ああ、だめだめ。それじゃだめよ、脱ぎなさい」
ベッドルームから、耀子の声がした。
壁に立てかけてあるミラーに、ジーンズを脱いでいる耀子の姿が映っていた。
思わず目をそらしたものの、純白の下着姿が目に焼き付いた。
スラリと伸びた足が、眩しく感じる彼だった。
フレアスカートに着替えた耀子は、
「ほらっ! 早く脱ぎなさいって。風邪引いちゃうわよ」
立ちすくんでいる彼の後ろに回り、ベットリと濡れているポロシャツを剥ぎ取った。
そして、洗濯機を回した。
「大丈夫、大丈夫よ。乾燥機があるから、すぐに乾くわよ。
ついでに、ズボンも脱ぎなさい。そのまま座られたら、ソファが水浸しだわ。
バスローブを貸してあげるから」
矢継ぎ早の耀子の言葉に逆らうことも出来ず、差し出されたバスローブを身に付けた。
辛うじて膝が隠れるその姿に、
「やっぱり、小さいわねえ。クククッ、ガキ大将みたい」
と、笑いをかみ殺す耀子だった。
「ビールで、いいでしょ? 夕べ、のぶことボトルを空けちゃったのよ。
一晩中、おのろけを聞かされたの。まったく、いい加減にしてほしいわ」
なみなみと注がれたコップが、小さなテーブルに置かれた。
「この間は、酔いつぶれちゃったでしょ。可愛かったわ、寝顔。ククク」
耀子のハイテンションな様に圧倒されている彼は、唯苦笑するだけだった。
「ちょっと、悪戯したんだけど。酔いつぶれていたから、わかんないでしょ。ククク」
上目遣いの耀子に、彼はドギマギとしつつも
「何ですか、どんな悪戯なんですか」
と、口を尖らせた。
そうかあ、傘が小さいんだ。ごめんね、気が付かなくて。
ちょっと待って、タオルを持ってくるわ」
彼は、耀子の差し出したタオルで水気を吸い取った。
「ああ、だめだめ。それじゃだめよ、脱ぎなさい」
ベッドルームから、耀子の声がした。
壁に立てかけてあるミラーに、ジーンズを脱いでいる耀子の姿が映っていた。
思わず目をそらしたものの、純白の下着姿が目に焼き付いた。
スラリと伸びた足が、眩しく感じる彼だった。
フレアスカートに着替えた耀子は、
「ほらっ! 早く脱ぎなさいって。風邪引いちゃうわよ」
立ちすくんでいる彼の後ろに回り、ベットリと濡れているポロシャツを剥ぎ取った。
そして、洗濯機を回した。
「大丈夫、大丈夫よ。乾燥機があるから、すぐに乾くわよ。
ついでに、ズボンも脱ぎなさい。そのまま座られたら、ソファが水浸しだわ。
バスローブを貸してあげるから」
矢継ぎ早の耀子の言葉に逆らうことも出来ず、差し出されたバスローブを身に付けた。
辛うじて膝が隠れるその姿に、
「やっぱり、小さいわねえ。クククッ、ガキ大将みたい」
と、笑いをかみ殺す耀子だった。
「ビールで、いいでしょ? 夕べ、のぶことボトルを空けちゃったのよ。
一晩中、おのろけを聞かされたの。まったく、いい加減にしてほしいわ」
なみなみと注がれたコップが、小さなテーブルに置かれた。
「この間は、酔いつぶれちゃったでしょ。可愛かったわ、寝顔。ククク」
耀子のハイテンションな様に圧倒されている彼は、唯苦笑するだけだった。
「ちょっと、悪戯したんだけど。酔いつぶれていたから、わかんないでしょ。ククク」
上目遣いの耀子に、彼はドギマギとしつつも
「何ですか、どんな悪戯なんですか」
と、口を尖らせた。
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