昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

僕の女王様は妹 (六十一)

2010-09-05 21:25:02 | 小説
Hi!千佳だょ~ん。

あぁ、疲れた。
今日はもう最悪ぅ。

まったく、
あの先生ったら!

ちょっと宿題を忘れたからってさ、
あんなに怒ることないじゃない。
アッタマにきちゃう。

千佳だけじゃないのよ、
忘れたのは。
他にも居たのにさ、
千佳だけに、
ネチネチとぉ。

「おっぱいが大きい女は、
馬鹿が多いんだ。
男にチヤホヤされるから、
『私は、特別なの!』なんて、
勘違いするんだよな。」
ですって!

セクハラものよ、あれは。
投書してやろうかしら、
教育委員会に。

一発でクビよ、きっと。
でもさ、
あんな先生でも、
奥さんや子供も居るしね。

まっ、
勘弁してやるわ。
宿題を忘れたのは、
千佳が悪いんだし。

そもそもは、
お兄ちゃんが悪いのよ。
な~んか、隠してるから。

千佳が眠ってる時に、
絶対なんかしたんだから。

ねぇねぇ、
教えてよ!
教えてくれたらさ、
あの話の続きを聞かせて上げるから。

ダメなの?
いいわ、
それじゃ千佳も話さない!

嘘つき、
だって?
誰があ!
朝、約束したぁ?

・・そうだっけえ。
でもさ、
千佳ばっかりがお話してるジャン!
少しはさ、みんなの話も聞きたいわ!

だから話すけど、
お兄ちゃんのことを教えてよ。

えっ?
・・うんうん
・・えぇーっ!
そんなことしたの!

“ぷにゅっ!”
ですって・・。

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