「坊ちゃん、
ありがとさんで。」と、
八百屋の親爺は
次郎吉の剣幕に恐れをなして、
ペコペコとしつつ走り去った。
「さあ、
もう大丈夫だ。
それ、
そいつを喰いな。
そうだ、
小遣いをやるから、
腹が減ったら団子でも買いな。」
次郎吉は、
一朱銀二枚を子どもの手の平に入れてやった。
「ありがとう、
おじさん。
このリンゴ、
おじさんにやるよ。
俺、
もう腹一杯だ。」と、
まぶしそうに次郎吉を見上げると
半分食べ残しのリンゴを差し出した。
ありがとさんで。」と、
八百屋の親爺は
次郎吉の剣幕に恐れをなして、
ペコペコとしつつ走り去った。
「さあ、
もう大丈夫だ。
それ、
そいつを喰いな。
そうだ、
小遣いをやるから、
腹が減ったら団子でも買いな。」
次郎吉は、
一朱銀二枚を子どもの手の平に入れてやった。
「ありがとう、
おじさん。
このリンゴ、
おじさんにやるよ。
俺、
もう腹一杯だ。」と、
まぶしそうに次郎吉を見上げると
半分食べ残しのリンゴを差し出した。
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