昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

蒼い恋慕 ~ブルー・れいでぃ~ (膝小僧)

2010-01-29 17:13:00 | 小説
週刊誌のヌード写真も映画のラブシーンでも、
これ程の早鐘は経験していない。

少年の目は女の手に縛られて、
少年の意には添わなくなってしまった。

少年の心は、少年から離れてしまった。

女の手が膝の上に置かれる。
少年の視線が、女の膝小僧に移る。

少年の目が、
桜色に輝き眩しく光る膝小僧にくぎ付けになってしまう。

一瞬時、少年の意識が遠のく。
そして我に返ると、視線の先に膝小僧が。

遠のく、我に返る、膝小僧が。
それが、幾度繰り返されたことか。

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