昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

僕の女王様は妹 (百二十二)

2010-12-22 22:30:56 | 小説
美里がですね、
僕の目をじっと見て言うんです。
「ダイエットしてみる?
自己流じゃなくて、
ちゃんとしたエステに通うの。
本なんかも沢山出てるけど、
続かないのよね。
それとね、
お金を出すとね、
元を取らなくちゃ!
って、
気になるの。
あっ、違うわよ!
キャッチセールスだなんて、
思わないでね。
元彼も太ってたんだけどさ、
勘違いされて大喧嘩したの。
あたしの言い方も悪かったんだけど、
そんな積りじゃなかったのにさ。
悟君の気持ち次第だし、
あたしはエステの紹介もしないし。」
「そんなこと、
ちっとも考えなかった。
そんな美里じゃないってことは、
分かってるし。
ホント言うとね、
前に一度挑戦してみたことがあるんだ。
でも、
挫折しちゃった。
美里が言う通り、
一人ではダメだった。
そっか、
エステか。
考えてみようかな。
だけど、
男なんかは・・」


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