10日(水)。わが家に来てからちょうど500日目を迎え、何か勘違いしてお礼を言うモコタロです
このたびは 500日目記念に お祝いをいただき ありがとっす
閑話休題
昨日は、夕食に「肉野菜炒め」と「生野菜とシラスのサラダ」を作りました 「肉野菜炒め」は、前日の料理で浮いてしまった豚肉のこま切れを何とか使い切ってしまわないと という使命感に燃えてメニューを考えたのです。ちょっと焦げているように見えますか? 気のせい ではありません
も一度、閑話休題
池袋の新文芸坐から映画の招待券が送られてきました これは「新春お年玉キャンペーン第2弾 半券スタンプラリー」の景品です この「スタンプラリー」は1月5日から2月6日までの間に観た映画の半券を応募用紙に5枚貼って投票すると抽選で景品がもらえるというものです。2か月有効のフリーパスが3人に、招待券が15人に当たるという内容です 私は1月4日からほぼ連日、新文芸坐に通ったので応募用紙3枚(15回分)投票しました。残念ながらフリーパスは逃しましたが、15人には入りました。これで1回タダで映画が観られます
またまた、閑話休題
昨日、新宿ピカデリーでMETライブビューイング、ビゼーの歌劇「真珠採り」を観ました これは今年1月16日に米ニューヨークのメトロポリタン歌劇で上演されたオペラのライブ録画映像です キャストはレイラにディアナ・ダムラウ(ソプラノ)、ナディールにマシュー・ポレンザーニ(テノール)、ズルガにマリウシュ・クヴィエチェン(バリトン)、ヌーラバットに二コラ・テステ(バスバリトン)で、バックを務めるのはジャナンドレア・ノセダ指揮メトロポリタン歌劇場管弦楽団、演出はペニー・ウールコックによる新演出です
このオペラはMETでは100年ぶりの上演ということですが、100前にナディールを歌ったのは伝説的なテノール、エンリコ・カルーソーだったそうです 今回METでの上演をMET総裁に”直訴”したのは ヒロインのレイラを歌ったソプラノのダムラウとのこと ウィーンでの上演の成功を踏まえての提案だったようです
このオペラはビゼーが無名時代の25歳の時に作曲した異国の島国を舞台とした歌劇です
部族の長・ズルガとナディールは親友だったが、一人の女性(レイラ)をめぐって争った過去がある 長く島を離れていたナディールが島に戻り、親友同士が再開を喜び合った。まさにその時、巫女となる一人の女性が現れた。その女性こそかつて二人が争ったレイラだった レイラは巫女になるため常にヴェールで顔を隠し純潔を守らなければならないが、ナディールはその女性がレイラだと気づき、彼女への思いを募らせ忍んで会って愛を誓う そこを高僧ヌーラバッドに発見され、ズルガに通告されるが、彼はナディールを逃がそうとする。しかし、女性がかつて愛したレイラだとその時初めて気づき、嫉妬にかられて二人に死刑を言い渡す レイラは首飾りを他の女性に預け母親に届けるように伝える。それを見ていたズルガは、その首飾りこそ、自分が窮地を救われた時に相手に渡したものであることに気が付く。レイラこそ自分を救ってくれた命の恩人だったのだ ズルガは二人が処刑されようとする時、村に火を放ち、二人を逃がす。そしてその場に崩れ落ちる
この公演の演出では、冒頭のシーンが印象的です。舞台のスクリーンに海の中を人が潜って泳ぐシーンが現れます これについては幕間に演出の解説があり、人をワイヤで宙吊りにしていかにも潜って泳ぐような動きさせ、動きに合わせて映像上に水泡を出す仕組みになっているということです 舞台を観る側は、本当に人間が海の中で潜って泳いでいるように見えます
このオペラで唯一分かるアリアはナディールが第1幕で歌う「耳に残るは君の歌声」だけですが、ポレンザーニの何と甘く繊細な歌声でしょうか アメリカ出身のリリック・テノールの本領発揮です
対するズルガを歌うクヴィエチェンの演技力の素晴らしさはどうでしょうか この人はモーツアルトの歌劇「ドン・ジョバンニ」が当たり役で、日本でも新国立オペラでタイトルロールを歌いましたが、若きビゼーが作曲したこの「真珠とり」でも卓越した演技力とともに素晴らしいバリトンを聴かせてくれました
さて、このオペラのヒロイン、レイラを歌ったダムラウはドイツ出身のソプラノですが、自らMETにこのオペラを”売り込んだ”だけあって、ドラマティックにレイラを歌い上げました この人は2011年の東日本大震災の年にMET来日公演でドニゼッティの「ランメルモールのルチア」のタイトルロールを歌いましたが、あの時の素晴らしい歌声を思い出しました
最後の、閑話休題
映画の帰りに池袋に寄っていつものコーヒーショップで新しいコーヒーを仕入れてきました 今度のはマイスターブレンドです。さてどんな味がするか、今から楽しみです