人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

三船敏郎主演「奇厳城の冒険」「ゲンと不動明王」を観る ~ 音楽は伊福部昭& 團伊玖磨 ~ 新文芸坐

2018年07月12日 07時23分38秒 | 日記

12日(木)。昨夕、大学時代の友人K君と都内某所で飲みました K君とは大学1年の時に大宮校舎で知り合いましたが、牛乳瓶の底のような分厚いレンズのメガネをかけ、体育会系でもないのに学生服を着て下駄を履いて登校していました なぜか気が合って付き合い始め、その年の夏休みには東北地方の彼の実家に泊まり込みでお世話になりました 学生時代の思い出話に花が咲き、あっという間に3時間が経ちました 例によって、今日は朝から頭がふらふら・・・いつものことか

ということで、わが家に来てから今日で1379日目を迎え、トランプ米政権は、7月6日に課した関税に中国が報復に動いたことから、中国の知的財産権侵害に対する制裁関税の追加措置案を公表した というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

      自国第一主義の米中両国のために どれだけ世界中の国々が迷惑を被ってるか!

 

         

 

昨日、夕食に「豚肉とチンゲン菜の重ね蒸し」「ニラ玉」「生野菜とアボカドのサラダ」を作りました ニラ玉は、溶き卵に液体出汁を少量入れ ニラを乗せてサラダ油多めで蒸し焼きにするだけの簡単料理ですが、美味しいです

 

     

 

         

 

昨日、池袋の新文芸坐で三船敏郎主演「奇厳城の冒険」と「ゲンと不動明王」の2本立てを観ました

「奇厳城の冒険」は谷口千吉監督による1966年東宝・三船プロ映画(103分)です

この映画は、太宰治の「走れメロス」を大胆にも冒険活劇に変換したもので、シルクロードを舞台に、行くてに立ちふさがる盗賊や妖術師と闘うヒーロー大角の姿を描いています 下のポスターに「総天然色」とありますが、残念ながら経年劣化のためモノクロに近い茶色の画面が続きます シルクロードの途中にある城の城主も家臣も村人もなぜか日本語をしゃべるという不思議な世界ですが、冒険映画のご愛敬です 三船はこの映画でも強い男を演じています

東宝映画のドル箱といえば「ゴジラ」ですが、その音楽を作曲したのは誰かと言えば伊福部昭です その伊福部昭がこの映画の音楽を担当しています

 

     

 

         

 

「ゲンと不動明王」は稲垣浩監督による1961年東宝映画(102分)です

ゲンとイズミの兄妹は木曽の山奥にあるセイカン寺というお寺の子どもだが、母親は二人が小さい時に死んでしまった オッチャン(父親)は檀家の勧めもあり再婚することになる。しかし継母が男の子が嫌いなためゲンは雑貨屋の子供に貰われることになり、イズミと離れ離れになる 雑貨屋の女将に馴染めないゲンの心の拠り所は寺の本堂の不動明王像だった ゲンが泣きべそをかいていると出現し叱咤激励する 不動明王のお陰でゲンは強い男に成長する

 

     

 

この映画では、三船は不動明王像なので幻の存在として登場しますが、出番は極めて限られています むしろ、この映画の主人公はゲンを演じた小柳徹とイズミを演じた坂部尚子の二人の子役です 完全に大人を食っています この映画の音楽は團伊玖磨が担当しています

テレビが出現する前の映画全盛時代の音楽は、伊福部昭、團伊玖磨、黛敏郎、芥川也寸志をはじめとするクラシックの作曲家が手掛けている場合が多いですね

 

     

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする