6日(金)。わが家に来てから今日で1373日目を迎え、トランプ米大統領は4日 自身のツイッターで、石油輸出国機構(OPEC)に原油価格の引き下げにつながる増産を強く求めた というニュースを見て感想を述べるモコタロです
増産しないとガソリン代の値上げにつながるから 11月の選挙で不利になるからね
昨日の夕食は「牛タン塩焼き+牛ミスジ焼肉」と「生野菜サラダ」「卵スープ」にしました 雨模様の日が続きますが、気温が高いので疲れ気味になります。スタミナを付けないと乗り切れません
昨日、午前11時から「東京藝大モーニングコンサート」を、午後7時から「読売日響 第580回定期演奏会」を聴きました ここでは東京藝大奏楽堂で開かれた「第7回藝大モーニングコンサート」の模様を書きます
プログラムは①シュポーア「クラリネット協奏曲第4番ホ短調」、②ハチャトゥリアン「ピアノ協奏曲変ニ長調」です ①のクラリネット独奏は藝大4年生・吉本拓君、②のピアノ独奏は藝大4年生・間世田菜伽さん、管弦楽=藝大フィルハーモニア管弦楽団、指揮=迫田嘉です
全席自由です。前回と同じ1階10列13番、センターブロック左通路側を押さえました 会場は8割くらい入っているでしょうか
オケはいつも通り ヴァイオリン・セクションが左に固まります。コンマスは植村太郎です
1曲目はシュポーアの「クラリネット協奏曲第4番ホ短調」です ルイ・シュポーア(1784‐1859)はドイツ出身のヴァイオリニスト・作曲家ですが、ヴァイオリン協奏曲を15曲、クラリネット協奏曲を4曲書いたほか、交響曲や弦楽四重奏曲なども数多く作曲しました クラリネット協奏曲第4番は4曲中唯一のA管クラリネット(半音低い)で演奏されます 第1楽章「アレグロ・ヴィヴァーチェ」、第2楽章「ラルゲット」、第3楽章「ロンド・アル・エスパニョール」の3楽章から成ります
藝大4年在学中の吉本拓君が指揮者とともに登場します 彼はN響首席の伊藤圭氏にも師事したことがあるとのことですが、風貌が何となく師匠に似ています 迫昭嘉の指揮で第1楽章に入ります。冒頭、かなり長い序奏が続きますが、歌心に溢れた曲想で、まるでオペラの序曲を聴いているような感覚を覚えます 独奏クラリネットがほの暗い雰囲気で入ってきますが、徐々に力強い曲調に変化していきます 第2楽章は冒頭、オケの伴奏により独奏クラリネットが哀愁を帯びたメロディーを奏でますが、この楽章も歌心に満ちています シュポーアは、ドイツのゴータで出会ったスペイン兵士の奏でるギターの音色を聴いてスペイン風の曲の着想を得たそうですが、それがこの楽章に生かされています 第3楽章で吉本君は 技巧的なパッセージを情熱的に演奏し、クラリネットの音色の魅力を楽しませてくれました
2曲目はハチャトゥリアン「ピアノ協奏曲変ニ長調」です アラム・イリイチ・ハチャトゥリアン(1903‐1978)はアルメニア人作曲家ですが、あの激しい「剣の舞」を想い起こします この作品はハチャトゥリアンが33歳の時、1936年作曲されました。第1楽章「アレグロ・マ・ノン・トロッポ・エ・マエストーソ」、第2楽章「アンダンテ・コン・アニマ」、第3楽章「アレグロ・ブリランテ」の3楽章から成ります
藝大4年在学中の間世田菜伽(ませだ あやか)さんが、シルバーのラメ入り衣装で登場し、ピアノに向かいます 迫昭嘉の指揮で第1楽章がオケの強烈なフォルティシモで開始されます 重厚感のある序奏に続いて独奏ピアノが入ってきます。終始ハチャトゥリアンらしい民族的な響きがピアノから、オケから聴こえてきます 終盤の間世田さんによるカデンツァではそれが顕著に現れます。第2楽章は冒頭、バスクラリネットの序奏に続き独奏ピアノが民謡調のテーマを静かに奏でますが、これが実に美しい 第3楽章は一転、ハチャトゥリアン得意の”お祭り騒ぎ”的な賑やかな音楽が展開します カデンツァの演奏は民族色豊かな響きで聴衆を魅了しました 終盤はピアノとオケとの丁々発止のやり取りが刺激的で、間世田さんは超絶技巧を駆使しながらスピード感をもって最後まで弾き切りました
将来が楽しみな吉本拓君、間世田菜伽さんの今後の活躍を期待します
toraブログのトータル訪問者数が98万 I P を超えました( 980,559 I P )。これもひとえに普段からご覧いただいている読者の皆さまのお陰と感謝申し上げます これからも週休0日制で毎日書き続けて参りますので、モコタロともどもよろしくお願いいたします