人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024」3日目① ~ ケフェレックのモーツアルト「ピアノ協奏曲第9番」、シャルリエ ✕ 川本嘉子の同「VnとVaのための協奏交響曲」

2024年05月06日 00時22分23秒 | 日記

6日(月・休)その1.わが家に来てから今日で3401日目を迎え、タス通信は4日、ロシア内務省がウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領を、ロシア刑法に違反したとして指名手配のデータベースに追加したと報じた  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     ロシアの刑法がウクライナに適用されると誰が決めたんだ? 覇権主義丸出しじゃね

 

         

 

昨日は「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024」の3日目(最終日)でした この日は①午後3時15分から「中田延亮指揮東京21世紀管弦楽団によるモーツアルト公演」、②午後6時半から「井上道義指揮新日本フィルによるレスピーギ他公演」、③午後9時から「井上道義指揮新日本フィルによる伊福部昭(LFJ ファイナルコンサート)」を聴きました ここでは「中田延亮指揮東京21世紀管弦楽団によるモーツアルト公演」について書きます

 

     

 

プログラムは①モーツアルト「ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調 K.271」、②同「ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K.364」です  演奏は①のピアノ独奏=アンヌ・ケフェレック、②のヴァイオリン独奏=オリヴィエ・シャルリエ、ヴィオラ独奏=川本嘉子です

自席は1階4列37番、センターブロック右通路側です。目の前の第1ヴァイオリンが間近に見える席です 開演20分位前に席に着いたのですが、なぜか揺れを感じました さては地震か と思ったのですが、地震にしてはいつまでも続いています どうやら、多くの聴衆が どやどや入ってくると椅子と床が揺れるのがこのホールAの特性のようでした

オケは12型で、左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、その後ろにコントラバスという並び コンマスは顔は分かるのですが名前が分かりません 複数のオケに客演コンマスとして出演しているロングヘアの女性です この日、第2ヴァイオリンのトップ・篠原秀和さんの顎当てカバーはいつものグリーンでなく黒っぽいのを使用していました

1曲目はモーツアルト「ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調 K.271」です    この曲はウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)が1777年に作曲しました 第1楽章「アレグロ」、第2楽章「アンダンテ」、第3楽章「ロンド:プレスト」の3楽章から成ります

LFJの女王アンヌ・ケフェレックが登場し、中田の指揮で第1楽章に入ります 自席からケフェレックの指使いが良く見えます ケフェレックは確かな技巧で美しい音を紡ぎ出していきますが、カデンツァは素晴らしかった 第2楽章では高音のトリルが美しく、寂寥感に満ちた音楽が会場を支配しました 第3楽章は一転、悦びに満ちた音楽が奏でられますが、カデンツァは初めて聴きました 誰のだろうか? この曲はモーツアルトが21歳の時の作品ですが、ケフェレックの演奏で聴くと、まるで後期の充実した作品群に引けを取らない大曲のように聴こえました

 

     

 

2曲目はモーツアルト「ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K.364」です この曲は1779年に作曲されました 第1楽章「アレグロ・マエストーソ」、第2楽章「アンダンテ」、第3楽章「プレスト」の3楽章から成ります

中田の指揮で第1楽章に入りますが、シャルリエのヴァイオリンも川本のヴィオラも良く歌います 特に2人がアンサンブルを奏でる時には極上の美しさがありました 第2楽章では、2人のソリストにより「人間存在根柢の哀しみ」とでもいうべき寂寥感が醸し出されました 第3楽章に入ると、一転して愉悦感に満ちた演奏が展開し、充実した響きの中でフィナーレを迎えました 個人的には川本のヴィオラの方が良く鳴っていたように思いました

 

     

 

午後5時20分からガラス棟地下のホールEで「アンサンブル・オブシディエンヌ」による中世の吟遊詩人たちがヨーロッパ各地で口ずさんだ「ラブ・ソング」の演奏がありました この公演は、LFJのチケットか半券を持っていれば聴くことが出来る無料コンサートです

 

     

 

この後、井上道義✕新日本フィルのコンサートを2本聴きましたが、「その2」に書きますので、是非ご訪問ください


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