16日(日)。わが家に来てから今日で2318日目を迎え、国営新華社など中国メディアは 無人探査機が15日、火星への着陸に成功したと一斉に伝えた というニュースを見て感想を述べるモコタロです
どうせなら 中国が国を挙げて火星に引っ越してもらうと 周辺国の平和が保たれる
現在新宿武蔵野館では「ジャン=ポール・デルモンド傑作選 2」を上映中です これは昨年秋に上映した「傑作選」が好評だったことから第2弾が上映される運びとなったものです
「第2弾」は14日から6月3日まで、「リオの男」「相続人」「エースの中のエース」「カトマンズの男」「アマゾンの男」の5作品が上映されます
昨日は9時半から上映の「リオの男」を観ようと、15分前位に新宿武蔵野館に行ったのですが、すでにチケットが売り切れだったので、11時50分からの「相続人」の席を取りましたが、最後の1席でした 市松模様配置とし、入場者を半分に抑えているので すぐに満席になってしまうようです
「相続人」はフィリップ・ラブロ監督による1973年製作フランス・イタリア合作映画(112分)です
新聞社と鉄鋼会社を経営するヨーロッパ屈指の巨大企業コーデル・グループの社長ユーゴ・コーデルが飛行機事故で死亡した ユーゴの一人息子でアメリカ支社の代表を務めるバート(ジャン=ポール・べルモンド)はフランスに呼び戻されるが、空港で麻薬不法所持の疑いをかけられてしまう それは、彼が相続するはずの遺産と権力を巡る巨大な陰謀の始まりに過ぎなかった バートはグループ企業を自身の経営方針で大胆に刷新すると同時に、父親の死に不審を抱き調査を開始する やがて、グループ乗っ取りを狙うネオ・ファシズム勢力の意外な黒幕が明らかになる
ジャン=ポール・デルモンドと言えば、スリルに満ちたアクションを思い浮かべますが、この映画はそういった側面は影を潜めています その代わり、当時だからこそ許されたシーンが観られます
新聞社のデザイナーであるリザ(カルラ・グラヴィ―ナ)は、あることを巡りバートに目前で侮辱されたことから、バートにピンタを食らわせます すると、バートはお返しとばかりに思い切りリザにピンタを食らわせます するとリザは怒りが収まらず再びバートにピンタすると、バートは再びピンタで応じます このシーンは本当にピンタしているように見えます こういう映像表現は、”女性虐待”として現代の映画の世界では認められないのではないかと思います
可笑しかったのは、リザと娼婦ローレン(モーリーン・カーウィン)をレストランに招いて、蟹の爪でくじ引きして、短い方を引いた女性とダンスすることを決めるシーンです(下の写真)。
そもそも、ライバル同士の女性を2人いっぺんに食事に誘うことは普通ないでしょう こういう とぼけた味わいがジャン=ポール・デルモンド主演の映画にはあります
【訂正】
のりさんから、主人公の名前が「デルモンド」とあるが、「ベルモンド」の誤りであるとの指摘がありました。ご指摘のとおりですので訂正いたします。のりさん、ありがとうございました
ちょっと気になったので、一言だけ。
「リオの男」などに主演のフランスの俳優の名前は
Jean-Paul Belmondo
ジャン・ポール・「ベ」ルモンド で、
「デ」ルモンド では無いですよ!
このたびは誤植のご指摘ありがとうございました。気を付けて書いているつもりですが、時々こういうミスが発生します。
当日のブログの最後に「訂正」を出させていただきました。タイトルだけは誤植のままだとみっともないので、直接訂正してあります。
これからもお気づきの点がありましたら遠慮なくご指摘くださると嬉しいです