子供を認可のチャイルドケアに預けたり、幼稚園や学校へ通わせる時に、政府の方で必要と指定されている予防接種を受けている記録の提出が求められます
免疫疾患などの事情があり、接種が受けられない場合は、免除される場合もありますが、逆にそういった子供達を感染症から守る為にも、接種できる身体の子達は最低限の定められた予防接種が求められています
麻疹、風疹、おたふく、ジフテリア、百日咳、ポリオect..赤ちゃんの頃数ヶ月毎、6歳頃、12歳頃にその時に必要とされる種類の予防接種を受けていないと これは必要、これは任意でと手紙で通知がきます
パブリックヘルスで接種できたり、かかりつけのファミリードクターで接種できたり。費用も政府負担で無料です。(大人になってから接種した私の場合は B型肝炎予防接種3回とも有料でした)
私が実習でデイケアセンターやキンダーへ通う前も、毎回必ず予防接種証明の提出が求められ、私の場合は赤ちゃんの時に接種しているポリオが、オンタリオ州では4歳以降に接種したものでないと認められないとのことで、再接種したり、B型肝炎の免疫がないとのことで、3回の接種と、その後の抗体検査を求められたりを提出期限迫る中で、接種のために時間を作り出すのが毎度とても大変でした。
これは、先週のニュースなんですが、Waterloo地域の18000人の児童、10000人の高校生達が、必要とされている予防接種が未接種で、通達をしてきたけれど、設定された期限を過ぎたら接種されるまで停学になるとのことです
確かに、この1、2年くらいかな。時々スクールボードからワクチン接種やその対象学年へのクリニックのお知らせなどがメールで届いていたのを思い出しました。
我が家は必要な予防接種はしていたので、あまり気に留めていなかったけれど、こんなに沢山の子供達が未接種だったとは。。。深刻な未接種状況だったのですね。
子供達を連れて行く家族が仕事などで忙しくて、時間が作れず忘れてしまっているケースもあると思いますが、コロナのワクチン騒動を振り返ると、忙しさだけが理由ではないのかな。。。というような気もします。
ワクチンがあると言う事は、過去にその感染症によって多くの命が失われた経緯があり、ワクチン接種によって その予防効果が認められているからこそ、接種を勧められていると思うのですが、そう理解しない人達も一定数いるのでしょうね
日本でもあえて感染させて免疫を作る。という考えのグループがあると聞いた事があります。 でもそれによって大切なお子さんの命が失われたり、重症な後遺症が残ってしまってから後悔しても遅いですね。
今は周りでも「水疱瘡」ってほとんど聞かないなと感じています。カナダでは水疱瘡にかかったとしても、周囲に感染させる期間は湿疹が出た時点で過ぎているので、本人が活動に参加できる元気があれば学校やデイケアに行っても良いとされています。これは長年のワクチン効果が認められていることが関係しており、例えばクラスで誰かが水疱瘡になった場合は、その旨を関わっているスタッフ、ご家族にすぐにお知らせし、もし予防接種を受けていないようであれば確か4日以内くらいに医療機関へ行って水疱瘡の予防接種を受ける事により重症化が防げることがわかっているからです。
免疫疾患でワクチンを接種できない子は、医療機関に相談し、別の方法で対応すると聞いています。
でも、そもそもほとんどの子供達が赤ちゃんの時に予防接種をしているので、センターの先生達に聞いても 最近は水疱瘡を見ることがないと言います。
これによって、ワクチン接種ができないお子さん達への感染予防ともなるわけです。
ちなみに、私が小学生だった頃は、時々水疱瘡にかかる子達がそれなりにいました。私も低学年の頃に感染しました。 当時はきっとワクチンがなかったのか、あっても任意だったのかもしれません。 でも一人同じ学年にいた子が、高学年の時に髄膜炎になってしまい、同じクラスだった時に知っていた姿ではなくなってしまっていたことがありました。 そういうリスクが他にもあったからこそ出来たワクチンであり、接種が推奨されてきたのだと思います
最近、私が住んでいる地域でも麻疹の感染症が増えつつあるという話も聞きます。
これは、予防接種をしていないお子さんが増えている事とも関係があるように思えてなりません。
子供は打ってもいいと思っているのに、大人の歪んだ価値観によって 接種させずに、停学。。。。というケースもあるとすると、これって教育虐待に思えるのですが。。。。
未成年達の健康と教育を応援できる大人が増えますように。