大晦日に行われたコンサートの感想です。
写真にスケジュール(ちょっとぼけてます)を載せましたが、
休憩をはさみながら、延々とコンサートは続きます。
このスケジュール、プログラムには印刷されていない。
最後の最後まで、所要時間がよめなかったのか?
などと、想像する。
コンサート会場へのみちすがら、
岩城さん一人が、全曲指揮するのにくらべたら
今日のコンサートは、指揮者品評会の趣があるね、
よく考えれば、指揮者にとっては、
厳しいコンサートだね。
と、話していたのですが、
想像していた以上に
それぞれの指揮者が、渾身の力をこめて臨んでいることが
見て取れました。
以下に、プログラム順に曲目と指揮者をあげておきます。
1.第1番 ハ長調 op.21
指揮:下野竜也
2.第2番 ニ長調 op.36
指揮:岩村力
3.第3番 変ホ長調 『エロイカ』 op.55
指揮:大友直人
4.第4番 変ロ長調 op.60
指揮:高関健
5.第5番 ハ短調 『運命』 op.67
指揮:井上道義
6.第6番 ヘ長調 『田園』 op.68
指揮:秋山和慶
7.第7番 イ長調 op.92
指揮:小林研一郎
8.第8番 ヘ長調 op.93
指揮:ジャン=ピエール・ヴァレーズ
9.第9番 ニ短調 op.125 『合唱付』
指揮:外山雄三
独唱:釜洞祐子(ソプラノ)/坂本朱(アルト)
佐野成宏(テノール)/福島明也(バリトン)
合唱:晋友会合唱団
普通だったら、拍手がなりやまず、
指揮者が出たり入ったりが続くだろうなと思われる場面も、
後の進行にさしつかえるからか、
あっさりと、すんでいました。
それぞれ、好みはあるでしょうが、
私は、1番、4番、7番、8番が印象に残りました。
指揮者と曲目の組み合わせをどうやって選んだかは
企画した三枝成彰の説明によれば、
年齢順なのだそうです。
つまり、若い時期の作品を、若い人に
年を重ねるごとに、熟達の人に。
4番の高関健さんの指揮は
私は初めてだったが、とてもよかった。
将来、きっと聴きにいくことになるだろうと思わせる。
一番凄みを感じたのは、
7番の、小林研一郎。
一章ごとに、祈るしぐさの後に、指揮が始まる。
小柄ながら、オーラが満ちていた。
オーケストラも、持てる最大限の力を出したように感じた。
このときばかりは、拍手がなりやまず、
何回も何回も、こばけんさん、はねながら登場した。
オーケストラは、いろいろな交響楽団のコンサートマスターが
ならび、実力のある若手も加えた、
この企画のために編成された岩城オーケストラ。
きっと、指示すれば、阿吽の呼吸で伝わる、
打てば響く、
そんなお互いの信頼と尊敬を持ち合った関係に見えた。
昨年の岩城さんのメッセージの中で、
1番から9番までやると、
それ全部が1つの作品のようなまとまりを
感じてくるという部分があった。
足首をまわし、うっ血しないように格闘しながら
そんな大きな流れも、感じていた。
指揮者は、その一曲に渾身の力をいれる。
聴いている者も、だんだんその流れの中で
気分も高潮していったのかもしれない。
7番あたりで、ピークを迎えたのか、
最後の第九では、ちょっと集中力が落ちた感があったが、
それも、比較すればの話で、
見ているものは、贅沢をいうものだから。
第九では、AYA♂さんが、合唱の最前列、
右から三番目におられることを、
しっかり確認。
一番親しんだメロディーを、頭の中に浮かべながら
聴いていた。
日記を読んでくださっている方は、
焼酎田苑の応募で、このコンサートのチケットがあたる話を
覚えていらっしゃるだろうか。
12月15日締め切りで、もちろん2名2組にあたるわけもなく
その当選者発表を待って、チケットを買おうとしたら、
既に、いい席はなく、一階の舞台に向かって右端の方の
席になってしまった。
椅子にしっかり座ると、
真正面は、舞台の左側、
舞台に集中するには
滝川クリスタル状態にならなければならない。
だんだん、肩がこってきた。
けちな根性をだしたから、自業自得だが、
会場で、田苑のサービスをしていた方に、
これこれしかじかで、当選者発表を
もう少し早くしていただけると
ありがたかったと、申し上げたら、
あ、僕の席、良かったら使ってくださいと、
中央正面の、とてもいい席のチケットをくださった。
数回固辞したものの、ご好意に甘え、
最後の第九だけは、真正面から拝聴できて嬉しかった。
同じ曲が、指揮者によってこんなにも変わるのか、
同じオーケストラでも、指揮者によってこんなに違うのか、
改めて感じさせられたコンサートでした。
同じ企画がまたあれば、
次回は、早めに予約を入れようと話しながら帰ってきました。
上野駅から、銀座線に乗り、赤坂見附で乗り換えて、帰途に。
終夜運転の地下鉄は、初詣帰りの人、
飲んでへべれけの人、
様々な人を運んでいましたが
お土産にもらった
田苑の入った緑の袋をぶら下げている人を見ると
あ、この人もあの会場にいたんだ! と親近感を感じ、
新宿から乗ってきた、やはり緑の袋を持っている人を見たときは、
山手線に乗っても、地下鉄も、同じだったんだなと、
お互い、にやっとしていました。
振るマラソン! クリック!
写真にスケジュール(ちょっとぼけてます)を載せましたが、
休憩をはさみながら、延々とコンサートは続きます。
このスケジュール、プログラムには印刷されていない。
最後の最後まで、所要時間がよめなかったのか?
などと、想像する。
コンサート会場へのみちすがら、
岩城さん一人が、全曲指揮するのにくらべたら
今日のコンサートは、指揮者品評会の趣があるね、
よく考えれば、指揮者にとっては、
厳しいコンサートだね。
と、話していたのですが、
想像していた以上に
それぞれの指揮者が、渾身の力をこめて臨んでいることが
見て取れました。
以下に、プログラム順に曲目と指揮者をあげておきます。
1.第1番 ハ長調 op.21
指揮:下野竜也
2.第2番 ニ長調 op.36
指揮:岩村力
3.第3番 変ホ長調 『エロイカ』 op.55
指揮:大友直人
4.第4番 変ロ長調 op.60
指揮:高関健
5.第5番 ハ短調 『運命』 op.67
指揮:井上道義
6.第6番 ヘ長調 『田園』 op.68
指揮:秋山和慶
7.第7番 イ長調 op.92
指揮:小林研一郎
8.第8番 ヘ長調 op.93
指揮:ジャン=ピエール・ヴァレーズ
9.第9番 ニ短調 op.125 『合唱付』
指揮:外山雄三
独唱:釜洞祐子(ソプラノ)/坂本朱(アルト)
佐野成宏(テノール)/福島明也(バリトン)
合唱:晋友会合唱団
普通だったら、拍手がなりやまず、
指揮者が出たり入ったりが続くだろうなと思われる場面も、
後の進行にさしつかえるからか、
あっさりと、すんでいました。
それぞれ、好みはあるでしょうが、
私は、1番、4番、7番、8番が印象に残りました。
指揮者と曲目の組み合わせをどうやって選んだかは
企画した三枝成彰の説明によれば、
年齢順なのだそうです。
つまり、若い時期の作品を、若い人に
年を重ねるごとに、熟達の人に。
4番の高関健さんの指揮は
私は初めてだったが、とてもよかった。
将来、きっと聴きにいくことになるだろうと思わせる。
一番凄みを感じたのは、
7番の、小林研一郎。
一章ごとに、祈るしぐさの後に、指揮が始まる。
小柄ながら、オーラが満ちていた。
オーケストラも、持てる最大限の力を出したように感じた。
このときばかりは、拍手がなりやまず、
何回も何回も、こばけんさん、はねながら登場した。
オーケストラは、いろいろな交響楽団のコンサートマスターが
ならび、実力のある若手も加えた、
この企画のために編成された岩城オーケストラ。
きっと、指示すれば、阿吽の呼吸で伝わる、
打てば響く、
そんなお互いの信頼と尊敬を持ち合った関係に見えた。
昨年の岩城さんのメッセージの中で、
1番から9番までやると、
それ全部が1つの作品のようなまとまりを
感じてくるという部分があった。
足首をまわし、うっ血しないように格闘しながら
そんな大きな流れも、感じていた。
指揮者は、その一曲に渾身の力をいれる。
聴いている者も、だんだんその流れの中で
気分も高潮していったのかもしれない。
7番あたりで、ピークを迎えたのか、
最後の第九では、ちょっと集中力が落ちた感があったが、
それも、比較すればの話で、
見ているものは、贅沢をいうものだから。
第九では、AYA♂さんが、合唱の最前列、
右から三番目におられることを、
しっかり確認。
一番親しんだメロディーを、頭の中に浮かべながら
聴いていた。
日記を読んでくださっている方は、
焼酎田苑の応募で、このコンサートのチケットがあたる話を
覚えていらっしゃるだろうか。
12月15日締め切りで、もちろん2名2組にあたるわけもなく
その当選者発表を待って、チケットを買おうとしたら、
既に、いい席はなく、一階の舞台に向かって右端の方の
席になってしまった。
椅子にしっかり座ると、
真正面は、舞台の左側、
舞台に集中するには
滝川クリスタル状態にならなければならない。
だんだん、肩がこってきた。
けちな根性をだしたから、自業自得だが、
会場で、田苑のサービスをしていた方に、
これこれしかじかで、当選者発表を
もう少し早くしていただけると
ありがたかったと、申し上げたら、
あ、僕の席、良かったら使ってくださいと、
中央正面の、とてもいい席のチケットをくださった。
数回固辞したものの、ご好意に甘え、
最後の第九だけは、真正面から拝聴できて嬉しかった。
同じ曲が、指揮者によってこんなにも変わるのか、
同じオーケストラでも、指揮者によってこんなに違うのか、
改めて感じさせられたコンサートでした。
同じ企画がまたあれば、
次回は、早めに予約を入れようと話しながら帰ってきました。
上野駅から、銀座線に乗り、赤坂見附で乗り換えて、帰途に。
終夜運転の地下鉄は、初詣帰りの人、
飲んでへべれけの人、
様々な人を運んでいましたが
お土産にもらった
田苑の入った緑の袋をぶら下げている人を見ると
あ、この人もあの会場にいたんだ! と親近感を感じ、
新宿から乗ってきた、やはり緑の袋を持っている人を見たときは、
山手線に乗っても、地下鉄も、同じだったんだなと、
お互い、にやっとしていました。
振るマラソン! クリック!
にゃっとする相手の心も読めるようです。
そうなんです。
なんとなく、親近感を感じますよね。
高関 健さんの指揮で“第九”歌わせていただきました。
とても感じよく、気持ちよく、楽しく素晴らしい指揮者でした。
高関健さん、
とても心地良さそうな指揮でした。
実は、指揮振りが熱狂的で
ナルシスト感じてしまって
ひいてしまった指揮者もあったもので。
経歴を読み、きっとHAKKAさんは
この方の指揮で歌ったことがあるんじゃないかと、思っていました。