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賢明な生き方

2014-10-01 22:00:48 | 日常のあれこれ
もう、2週間ほどたってしまったが、
9月17日に、30年近く続いていた家庭教育推進員OB会の最後の会を行った。
11名で集まって、今までのご報告のあと、皆さんの近況を伺った。

16年間民生委員を務められたIさん、なんか心臓がパックンパックンすると思っていると
胸が痛くなり、AEDのお世話になって九死に一生を得た経験を話される。

その後、順調に回復なさって、民生委員のお役がないと、なんて楽なんだろうと
お役についていた頃を回顧なさっていた。

最年長のKさん、週に三回透析の生活だそうで、
でも、お子さんがそんな中、好きな京都に車椅子でも、つれていってくれたと
嬉しそうにおっしゃっていた。
こうして、皆さんと会えて、また次に会うのが励みになりますと。

Wさんも、やはり心臓病をかかえ、杖をつきながらも
書道の展覧会に出品なさって、活躍なさっている。

このように、病を得ても、それなりに頑張っていらっしゃる方々。


そして、かたや、フルタイムでデイケアで働いているYさん、
そして、よくここにも登場するAさんも、週5で、そして夜勤もこなしている介護職。

昔は社長夫人だったのに、パートながら介護ヘルパーで働いているKさん。
NPO法人の理事として、地域の活動で中心的に動いているYさん。
私も一応介護職として、週2で働いていること。

11人のうち、5人が介護の仕事についたことになっていることに、
皆が驚いた。(以前は、誰もそうではなかった。)


そして、一番心に残ったのはMさんの告白。

「実はね、私は軽い認知症なの。
主人が病気になった時、一緒に検査してもらったら
軽い認知症といわれてね、今は、デイケアに通っているの。」

実は、彼女はOB会でのボランティアも積極的に長年なさっていたし、
同じような活動をお住まいの近くの病院でもなさっていた。

「ずっと、ボランティアでデイケアを手伝っていたでしょう、
だから、今行っているところでも、身体が自然に動いちゃって、

何かみんなで書き物するというと、
みなさんの人数分、鉛筆と消しゴムとを、揃えてあげたりの準備とか、
鉛筆が削ってなければ、ナイフで削って、きれいにしてあげたり
したくなっちゃうの。

出過ぎたことだったら、おっしゃってくださいねって、
施設の方にいうと、

有難いことです、どんどんなさってくださって構いませんといってくださるので
自分のリハビリにもなるからって、やっちゃうの。

普段は、折り紙をみなさんとやったり、できたものを差し上げたりなの。」

と、今回もこんな飾り(写真)や箱を皆さんに配っていた。

自分の認知症を受け入れて、明るく過ごしているMさんには、
賢明な生き方を教えられた気がした。

この仲間は、一人一人が、すごい仲間なんだなと思ったことだった。


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1 コメント

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歳の重ね方もいろいろ (NIKO)
2014-10-02 23:08:53
素敵なお話に元気をいただきました! 『もう、家で何にもしないの』という方に出会い、あの手この手・・どんな風に励ましても力尽きていました。お話に出てくる皆様は、ご自分の意思で動いておられるのですから、「こころの美しい」姿勢ですね
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