絵筆

みつまたの民宿で。

泊った民宿は、老夫婦、若夫婦でやっている風で、
小学生くらいの子供もお手伝いしていた。

玄関を入ったところには、水槽のなかで亀が動き回っている。
かなり大きい。

洗面所に、ハブラシが数本コップにささっていたり、
家族のものなど置いてあるところは
いかにも家族でやっていますという感じ。

そのはしっこに、水彩用の筆が、空き瓶に数本。


その後、玄関に張ってあるお知らせを見ていたら
淡いパステルカラーで、亀の挿絵のあるお知らせが数枚、

お子さんが絵を描くのかなと聞いたら、
やはりそうだった。


全然今風ではないけど、お食事も普通で、
すべてが普通で、かえってのんびりした。

その日になってから、それも出かける寸前に、
観光協会から紹介してもらったのだが、当たりだった。

最初、湯沢町の観光協会に電話したら、
２６０００円のホテルを紹介されたが、
６５００円のこの宿で充分。


ここからは、備忘録。（第九の話ばっかりだったので）
２９日、朝６時４５分に家をでて、羽田に夫を送り、
朝食を一緒に食べ、帰ってきたら８時半。
連休というので、もっと時間がかかるかと思ったら
今までで最速か！

夜、さがさんのライブ。
ボサノバ、一年前からポルトガル語を習っているのだそうで
今回は全曲ポルトガル語。
彼女の声にはとてもあっている。

ギターが小畑和彦さん、その場で楽譜が配られ、
みんなで歌う歌もあってお店中が楽しさであふれて…
行ってよかった！



３０日は、コーラスのあと、
目白のパタゴニアのお店をnikoさんと覗く。
その後、伯母の用事を片付けに原宿へ行く予定があったので
nikoさんとそのまま一緒に、
最後はnikoさんの事務所までいってお茶をいただく。
来客があって、保険の話等一緒に聴く。
話していたら、その方のご親戚が山吹の里にいらしたことがあるとのこと。
どこかで、繋がっているものなのね。

５月１日、譜めくりの女をみる。
地味だがなかなか面白かった。

譜めくりという目立たないが
重要な役割に目をつけたところが面白い。
無表情ながら「うらみ」をはらんだ主人公メラニーのこわさ、
チェロが凶器になるというこわさ、
緊張感がずっと続く映画だった。


５日は、山吹の里で、喫茶当番兼こどもの日のお祝いのコーラス。
鯉のぼり２曲、背くらべ、富士山、茶摘、肩たたき等を歌う。

Ｋさん、Ａさん、ちぃちゃんと一緒に歌いにいったら、
Ａさんにかけられた声が
「のんきそうだね」

いつもおしゃれなちぃちゃんには
「どこかにおでかけ？」

かける言葉がぴったりだ！


絵筆！ クリック！