京都嵐山の大悲閣（千光寺）－アルバム付き

寒波が去った17日の土曜日。
今年最初のツーリングは、ジェベル号で１０時過ぎに京都に向かった。


嵐山の大悲閣（千光寺）には、素晴らしい詩が記されていると
大学のＯＢ会のＭＬで知り興味を持っていた。

■今回のアルバム（４１枚）
・画像一覧
・スライドシー



渡月橋の南岸を溯って、 約1ｋｍの嵐山温泉（休業中）からさらに、
つづら折りの石段を登りつめた、山の中腹。　（地図）

ネットで調べると、大悲閣は禅宗寺院で、角倉了以(1554-1614）が、
河川開墾工事に協力した人々の菩提を弔うため、 嵯峨中院にあった千光寺の
名跡を移して、 創建したもの。
角倉了以は、大井川、富士川、 天竜川、高瀬川等の、河川開発工事を行い、
保津川も開削した。
更に豊臣秀吉より朱印状を得て、海外貿易を行い、晩年はこの大悲閣に隠棲し、
慶長19年（1614）7月、 61歳で亡くなったとのこと。

若い住職さんに、「ようこそいらっしゃいました」と声をかけていただいた時に
何だか心がすーっとした感じだった。とてもひなびた山寺です。


大悲閣（千光寺）の「心」

戦国時代の武将上杉謙信の家訓だそうで、住職が気に入ったそうです。
ネットで知ったのですが、2013年に大悲閣を建てた角倉了以の400年忌が
催される予定だが、御堂が10年に１ｃｍ傾いているそうで、
2013年まで建物がもつかどうか心配なのだとのこと。。。。

400円の入山料は文化や遺跡を守るためには、安いものだと思いました。
みなさん、どんどん訪れましょう！！


「心　こころ」

　心に、物なき時は、心ひろく体やすらかなり。
　心に、うぬぼれなき時は、愛敬うしなはず。
　心に、欲なき時は、義理をおこなふ。
　心に、私なき時は、疑ふことなし。
　心に、驕りなき時は、人を敬ふ。
　心に、誤りなき時は、人を畏れず。
　心に、邪見なき時は、人を育つる。
　心に、貪りなき時は、人にへつらふことなし。
　心に、怒りなき時は、言葉やわらかなり。
　心に、堪忍ある時は、事を調（ととの）ふ。
　心に、曇りなき時は、心静かなり。
　心に、勇ある時は、悔やむことなし。
　心に、孝行ある時は、忠節あつし。
　心に、自慢なき時は、人の善を知る。
　心に、迷いなき時は、人をとがめず。

　　　　　　　　　　　　　　京都・嵐山の大悲閣千光寺


■紅葉の時期が最高のようだ。
京都の紅葉 ＞ 千光寺


桂川の対岸にある嵯峨とうふの松籟庵や川端康成が小説を執筆した
嵐山祐斎亭の看板だけ眺め、嵯峨野をジェベルでぶらぶらして、
宝厳院の門前にある「嵐山羅漢」で写真を撮ったら、奥に
湯豆腐 「嵯峨野」　（クチコミ）があったので、豪華に湯豆腐を食べようと思ったが、
入り口のメニューで湯豆腐定食３，８００円にひるんでしまった。。。


その後、幽霊が出ると言う清滝トンネル（旧清滝隧道）を通って、愛宕山方面に向かい、
林道を走ると通行止めになっていたが、バイクは通れるようになっていたので、
ズンズン進んでいくと、完全なオフロードになり、更に進むと雪が積もっていたので
諦めて引き返した。ジェベルならではの楽しい道だったので、暖かくなったら
またチャレンジしてみよう。（＾_＾）


自宅近くまで戻って、万博公園の太陽の塔が夕日のシルエットで幻想的だった。
たった１日の映画のイベントのために８０００万円かけてイメチェン中とのこと。
不況の中、景気が良いねぇ！！＼^o^／


本日の走行：１０９Ｋｍ