<民事再生法>
解説
http://www.nomura.co.jp/terms/ma-gyo/minjisaisei.html
条文
http://minji.hourei.info/minji263.html
解説1
http://www.moj.go.jp/MINJI/minji19.html
解説2
http://www.nakashimalaw.com/com/tousan/saisei/
民事再生法と会社更生法
http://www.shinenet.ne.jp/~kikuchi/bengoshiron/bengoshiron03.htm
民事再生法、会社更生法、和議申請
http://www10.ocn.ne.jp/~tsubasag/hotekisinseitowa.html
<会社更生法>
・解説
http://www.nomura.co.jp/terms/ka-gyo/kaishakousei.html
・条文
http://minji.hourei.info/minji8.html
・手続図(PDF)
http://www.saiken-kaisyu.info/kaisetsu/200307a.pdf
・改正のポイント
http://www.saiken-kaisyu.info/kaisetsu/200307a.html
=======危ない会社の見分け方==============
<代表者の自宅の不動産登記簿>
代表者の自宅の不動産登記簿を取得することで、代表者の借り入れ状況がわかる。これは、代表者の自宅は担保に入っていることが多いいため。代表者の自宅の不動産登記簿の確認時には、銀行からの貸付なのか、それとも信販会社なのか、個人なのかも確認しておく。
<危険な会社のチェックポイントⅠ>
1 社員の態度が悪い、ムードが悪い
社員の表情が暗い・電話の声にハキが感じられない・仕事に誠意が感じられない・社員から社長の非難が出る
2 職場が何となくあれている
空き机が多い、極端に片付き過ぎ・清掃されていない・雰囲気が雑然・在庫が無造作に放置され整理されていない
3会社の雰囲気が急に変わった
退職者や解雇者が増えた・重要人物が退職した・知らない顔ぶれが増えた
4 社長や経営幹部などの挙動が不審である
未回収の売掛金が増えた・自社に取引条件の変更を申し入れてきた・不在がちになった・幹部役員が急に退職した
5他の取引先との関係がおかしい
電話でだれかともめている・出入り業者や取引金融機関などの顔ぶれが変わった・評判の悪い企業と取引している
業績の落ちてきた企業は、当然社員の士気も落ちてくるし、資金面が不安定になれば他の取引先ともめたりして、新しい取引先しか相手にしてくれなかったりといった異変が起きる。営業担当者には、こうした情報を速やかに確実につかめるように普段から取引先社員の中から何かと情報をえられるようにしたり、同業者間の人脈を持ち、いち早く情報が伝わるような努力が求められる。
<危険な会社のチェックポイントⅡ>
1.衰退業種に該当する。
2.全体的に活気が無い。
3.社長の不在が多い。役員間にもめごとがある。有能な社員が退職する。
4.後継者が育成されていない。
5.経理担当の留守が多い。社内不正のうわさ。営業社員が相次いで退職する。納期がおくれがち。
6.例年の行事や社員旅行が無くなった。
7.バブル期に大きな設備投資をしている。
8.融通手形、先付け小切手の発行。手形ジャンプの依頼。給料遅配。
9.市中金融の利用。
10.大口の不良債権がある。
11.異常な安売りを始めた。
【チェック項目リスト】
<経営者の調査ポイント>
歴史にあぐら/考え方に優柔性がない/健康に心配/個人資産が少ない/経営方針が不明確/偏屈・お天気屋さんで朝令暮改の性格/部下からの悪口が聞かれる/秘密事項が増える/人の忠告を聞かない/自分の得意話が中心/壮大な事業計画を口に出す/おだてに乗りやすい/服装が派手になった(衣)/生活が派手になった(食・住・車)/マークの無い名刺/不自然な印象の名刺/仕事以外の公職や活動に熱心/公私混同/家庭不和のウワサ/電話をかけても出ない
<経理面の調査>
売り掛け・借り入れの増加/グループ会社の赤字/決済日等取引条件の変化/手形サイトの変化/手形裏書人の問題/手形が街金へ出回る/経営者の銀行回り/税金・社会保険の延滞/現金回収と手形回収比率の変化/取引銀行が変わった/融通手形のウワサ/手形のジャンプ実績/第三者への債務保証/高利の借り入れ/メインバンクがない/不健全資産を保有
<組織の調査>
玄関が雑然としている/社員の応対が悪い/経理担当者不在/社員間の会話が暗い/パートなどの減少/社員の会社批判/社員の素行不良/就業規則が明文化していない/役員が経営状態を説明できない/オフィスが整理されていない/社員の言葉使いや電話の応対が悪い/役員などの家庭の問題
<物の調査>
在庫内容と会社目的の相違/本業以外の取り扱い商品/市場に類似商品が増加/商品が市場ニーズに不一致/不良品・クレーム/主要仕入先の変更
【危険を察知したら】
取引相手に危険を感じたら、聞き込み・不動産登記簿を調べる、などの調査を行う。
営業担当者から危険信号がキャッチされたら、速やかに総務・経理担当者や営業部門の管理者が相手の状況を正確に把握するための調査を開始し、必要に応じて経営者サイドに報告することが大切。
1.聞き込み調査開始
同業者・下請け企業・取引銀行などに接触して、問題の企業の信用状況を収集する。ここでの留意点は、あくまでもこの収集活動はさりげなく行うことにある。自らその企業に対する信用不安を巻きちらさないようにすること。しかしながら、公然と「あの企業はおかしい」と返答するところはそうそうないので、情報収集するときには相手の言葉のニュアンスから察しをつけるための要領が不可欠。聞き方の工夫次第ではかなり細かい情報も得られる。
2.マスコミ情報を活用する
問題の企業について、目立った動きがあれば業界紙や一般紙などから確認できる。
(ポイント)
◆どこと取引しているのか
・取引額が特別大きい所はないか・特定企業の取引が急に増えていないか・悪評判の企業との取引はないか
◆取引内容の状況はどうなっているか
・支払延期の申し入れがある・納期遅れの商品はないか・決済方法が急に変わった・取引高の増減が激しい
◆変な噂はないか
・メインバンクを変えた・手形が市中金融に出回っている・融通手形(融手)を扱っている
経営が安定していない企業は、業績悪化からの倒産の危険性をはらんでいる。また特定の取引先に依存しすぎたり、危険企業と取引している企業は、連鎖倒産を起こしやすいもの。従って日頃の小さなことにまでチェックしておくことで、より早く危険の芽を発見することができる。
3.不動産登記簿を確認する
不動産登記簿は、各都道府県所在地の地方法務局・支局・出張所に備え付けられており、だれでも閲覧することが可能。登記簿には企業の資産にどのような担保が設定されているか、また担当設定状況がどのように変化しているかが記載されており、極めて有効な資料。できれば定期的にチェックするようにしたら良い。
(ポイント)
◆担保権の設定が第何位までされているか
はじめに設定された担保権が抹消されるより先に、融資ばかりが増えてはいないか
◆資産を担保にどのような取引を行っているのか
だれがどのような債権のために担保を設定しているのか・担保権の枠がじわじわと拡大してはないか・資金は何に使用されているのか
◆設定時期はいつか
つぎつぎに担保設定されていないか・時期を同じくして設定されていないか
◆どのような不動産に対しての設定なのか
本社や工場などの主要な不動産の処分がなされているか
◆担保設定した金融機関はどこか。
不審な金融機関はないか・正規(メインバンク)の金融機関かどうか
登記している金融機関がたとえ正規の金融機関の担保権でも、1つの不動産に対して多くの担保設定がなされている場合、資金繰りが厳しくなっている可能性が高いと推測される。また、設定者が市中金融やノンバンクの場合、取引銀行からの融資だけでは資金が足りない状況にまで陥っていることは容易に推測される。取引先企業が設定者になっている場合は、問題の企業から売掛債権が回収不能になる危険性を察知して、緊急措置をとっている可能性が高いと思われる。