KOfyの「倍行く」人生

バイクで人生を“2倍”楽しみたい。勝手気ままな日記代わりの備忘録。

チャールズ・チャップリンの懐かしい映画

2020年10月05日 | 自分史あれこれ
18歳の時に東京の大学に進学し、新宿区下落合にある「東京学生会館」に居を構え、
西武新宿線下落合→JR高田馬場場→JR新宿→JR国分寺
→西武多摩湖線一橋学園前まで電車通学していました。

入学したころは、いわゆる4月病で、後先なく、難しい科目を選択したり、
寮で2年先輩のK島氏との同居生活、男声合唱部での活動など、
青春を謳歌していました。

しかし、GWが明けると、いわゆる「5月病」になり、クラブ活動はまじめに通っていましたが、
大学の授業はさぼる科目が出てきました。

そのような時に、熱心に通ったのが、歌舞伎町にあった名画座ミラノ、
確か、伊勢丹百貨店のそばに合ったテアトル新宿、池袋の文芸地下など
古い名画を当時の値段で、3本立て200-300円で高くても400円以内で
映画をよく見に行っていました。


その中で、印象深かったのがチャールズ・チャップリンの作品です。

チャールズ・チャップリン - YouTube


記憶にあるのが、以下の作品です。
チャップリンの心の優しさ、人間愛を感じさせるもので、
大いに刺激を受けたものです。


時代が進んで、YouTubeで無料で見ることが出来るのはありがたいです。

・チャールズ・チャップリン ~ 黄金狂時代 | The Gold Rush 1925年
・チャールズ・チャップリン ~ 街の灯 | City Lights 1931年
・チャールズ・チャップリン ~ モダン・タイムス | Modern Times 1936年
・チャールズ・チャップリン ~ 独裁者 | The great dictator 1940年
・チャールズ・チャップリン ~ 殺人狂時代 | Monsieur Verdoux 1947年


YouTubeで「独裁者」を超久しぶりに見ました。




最後に、チャップリンが独裁者のヒムラーに間違えられ、大観衆の前で演説するシーンが
とても印象的で、その演説内容が愛にあふれたものであり、記憶に残っていました。

その中で、恋人に語り掛けるシーンを特に思えていたのですが、
恋人の名前を「エレーヌ」とずっと間違えて覚えていました。

あたらめて、聴くと「ハンナ」でした。。。。


「チャップリン 「独裁者」 英語ー日本語」から引用

1 I'm sorry but I don't want to be an Emperor. That's not my business. I don't want to rule or conquer anyone.  I should like to help everyone if possible, Jew, gentile, black man, white.
申し訳ないが、 私は皇帝などなりたくない。 それは私のやりたいことではない。 誰に対しても支配や征服などしたくない。 ただ、できれば皆を助けたいのだ。 ユダヤ人にしろ、キリスト教徒にしろ、 黒人にしろ、白人にしろ、皆を。

2 We all want to help one another, human beings are like that. We all want to live by each other's happiness, not by each other's misery. We don't want to hate and despise one another. In this world there is room for everyone and the earth is rich and can provide for everyone.
私たちは皆、お互い助けたいと思っている。 人間とはそういうものだ。 他人の不幸ではなく、 お互いの幸福によって生きたい。 私たちはお互い憎みあったり、 軽蔑したりなんかしたくない。 この世界には一人一人場所がある。 大地は豊かで、 皆に恵みを与えてくれるものだ。

3 The way of life can be free and beautiful. But we have lost the way. Greed has poisoned men's souls has barricaded the world with hate, has goose-stepped us into misery and bloodshed.
人は美しく自由に生きられるはずなのに、 私たちは道を失ってしまった。 貪欲が人の魂を毒し、憎しみをこめて 世界をバリケードで封鎖してしまったのだ。 貪欲が私たちを悲劇と殺戮へと 軍隊歩調で追いやったのだ。

4 We have developed speed but we have shut ourselves in, machinery that gives abundance has left us in want. Our knowledge has made us cynical, our cleverness hard and unkind.
私たち人間はスピードを開発してきたが、 自分自身を閉じ込める結果となってしまった。 富を生み出すはずの機械が、 私たちをどんどん貧乏にしてきた。 知識は私たちを皮肉屋にした。 知恵は私たちを非情で冷酷にした。

5 We think too much and feel too little, more than machinery we need humanity, more than cleverness we need kindness and gentleness, without these qualities, life will be violent and all will be lost.
私たちは考えてばかりで、 感じることが出来なくなってしまった。 機械が増えれば増えるほど、 私たちには人類愛がより必要なのだ。 知識が増えれば増えるほど、 優しさや思いやりが必要なのだ。 そうでなければ、人生は暴力で満ち、 すべてを失ってしまう。

6 The aeroplane and the radio have brought us closer together. The very nature of these inventions cries out for the goodness in men, cries out for universal brotherhood for the unity of us all. Even now my voice is reaching millions throughout the world, millions of despairing men, women and little children, victims of a system that makes men torture and imprison innocent people. To those who can hear me, I say "Do not despair".
飛行機やラジオのおかげで、私たちは お互いの距離を縮めることができるようになった。 こういった発明品の本質は、 人間の良心や、 国境を越えた兄弟愛や、 私たちが団結することを 強く訴えかけることにある。 今でさえも、私の声は世界中の 何百万人もの人々のもとに届いている。 絶望している男女や 子供たちのもとに。 罪のない人たちを拷問し 投獄する組織の犠牲者のもとに。 いま、私の声が届いている人達に言おう。 「絶望してはいけない」と。

7 The misery that is now upon us is but the passing of greed, the bitterness of men who fear the way of human progress, the hate of men will pass and dictators die, and the power they took from the people will return to the people, and so long as men die, liberty will never perish.
いま私たちに覆いかぶさっている不幸は、 貪欲がただ通過しているだけにすぎない。 人間の進歩を恐れている人たちの 敵意にすぎないのだ。 憎しみは消え去り、 独裁者たちは死に絶えるだろう。 民衆から奪いとった権力は、 また民衆のもとに戻るだろう。 人間は永遠に生きることはできないのだから、 自由は決して滅びることはないのだ。

8 Soldiers, Don't give yourselves to brutes, men who despise you and enslave you - who regiment your lives, tell you what to do, what to think and what to feel, who drill you, diet you, treat you as cattle, as cannon fodder.
兵士たちよ! 獣に身をまかせてはいけない! 奴らは、君たちを軽蔑し、 奴隷にし、生活を管理する。 君たちが何をすべきか口を出してくる。 考え方や感情にまで指図する! 思想を叩きこみ、 決められた食事を与え、 家畜のように君たちを扱い、 砲弾の餌食として使うだけだ。

9 Don't give yourselves to these unnatural men, machine men, with machine minds and machine hearts. You are not machines. You are not cattle. You are men. You have the love of humanity in your hearts. You don't hate, only the unloved hate. Only the unloved and the unnatural. Soldiers! Don't fight for slavery, fight for liberty.
機械の頭と機械の心を持った 自然に反する人間たちに身をまかせてはいけない! 君たちは機械じゃない! 君たちは家畜じゃない! 君たちは人間なのだ! 君たちは心に人類愛を持った人間だ。 憎んではいけない。 愛を知らない者だけが憎むのだ。 兵士よ!奴隷になるために闘うな! 自由のために闘え!

10 In the seventeenth chapter of Saint Luke it is written "the kingdom of God is within man" - not one man, nor a group of men - but in all men - in you, the people.
『ルカによる福音書』の17章に、 「神の国はあなたがたの中にある」 と書かれている。 神の国は一人の人間や特定の人たちの中に あるのではない。 一人一人、君たちのなかにあるのだ。

11 You the people have the power, the power to create machines, the power to create happiness. You the people have the power to make life free and beautiful, to make this life a wonderful adventure.
君たち民衆は力を持っているのだ。 機械を作り、幸せを生み出す力が! 君たちには力がある。 人生を自由で美しくする力が! 人生を素晴らしい冒険にるす力が!

12 Then in the name of democracy let's use that power - let us all unite. Let us fight for a new world, a decent world that will give men a chance to work, that will give you the future and old age and security.
だから、民主主義の名のもとに、 この力を使おうではないか! みんなで団結しよう! 新しい世界のために闘おう! 皆に雇用の機会を与え、 皆に未来を与え、 老人に保障を与える そんなまともな世界のために闘おう!

13 By the promise of these things, brutes have risen to power, but they lie. They do not fulfil their promise, they never will. Dictators free themselves but they enslave the people.
獣たちもこういった公約をかかげて 権力を手にしたのだ。 だが、嘘だった。 奴らは公約を守らなかった。 これからも実現させることはない! 独裁者たちは自分だけを自由にし、 民衆を奴隷にしたのだ。

14 Now let us fight to fulfil that promise. Let us fight to free the world, to do away with national barriers, do away with greed, with hate and intolerance. Let us fight for a world of reason, a world where science and progress will lead to all men's happiness. Soldiers! In the name of democracy, let us all unite!
さあ、この約束を実現させるために 闘おうではないか! 闘おう、世界を解放するために。 国境を取り除くために。 貪欲と憎しみと不寛容をなくすために。 闘おう、分別ある世界のために。 科学と進歩が すべての人たちの幸福へと 導くような世界のために。 兵士たちよ! 民主主義の名のもとに、団結しよう!



15 Hannah, can you hear me? Wherever you are, look up Hannah.
ハンナ、聴こえるかい? 君がどこへいようと、 ほら見上げてごらん、ハンナ。

16 The clouds are lifting, the sun is breaking through. We are coming out of the darkness into the light. We are coming into a new world. A kind new world where men will rise above their hate, their greed and their brutality.
雲が消えて、 太陽の光が差し込んできただろう? 僕たちは暗闇から抜け出て、 光のなかへいくんだ。新しい世界に。 心やさしい世界に。 憎しみも強欲も残忍もないそんな世界に。

17 Look up Hannah. The soul of man has been given wings - and at last he is beginning to fly. He is flying into the rainbow - into the light of hope, into the future, the glorious future that belongs to you, to me, and to all of us. Look up hunna. Look up.
だから見上げてごらん、ハンナ。 人間の魂には翼が与えられていたんだ。 そしてついに人間は飛び始めたんだよ。 虹に向かって。 希望のに向かって。 未来に向かって。 輝かしい未来に向かって。 君や僕、みんながそこで暮らすんだ。 だから見上げてごらん、 ハンナ、見上げてごらんよ。
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