いつかは行きたいと思っていた店は、関ヶ原ICを先頭とする50kmという名神高速道路の大渋滞の彼方にあった。
カーナビのお陰で幸い迷うことはなかったが、片田舎で道も狭く、分りにくい場所にあり、駐車場もちょっと停めにくい。
しかし店内に入ってみれば、外観からは想像できないほど広くモダンな木造建築で一度に気に入ってしまった。(キャパは30くらい)
さて、分厚い無垢のテーブル席に案内され、メニューを確認する。30食限定の十割1000円はもう無いものと諦めつつ尋ねてみたところ、
「あります」との嬉しい返答あり。当然それを2枚、おろしそば1000円それにかけそば850円を後から出してもらうようにオーダー。
まずは十割そば、いかにもといった色をしている。細いがエッジも立っていて、正に好みのタイプだ。

蕎麦の風味も十分で、辛目のもり汁で二人とも美味しくいただいた。
かなり濃い蕎麦湯を楽しんでいると、次に供されたのは白っぽい二八のざるそば。オロシは別皿での提供となる。

風味は薄くなるが、十割よりコシがある。
ただし大根おろしが少量付くだけで、200円UPには疑問あり。これならざるでよかったかも。
さらに、かけそばのかけ汁は「食っちゃ旨いが、飲んじゃ辛い」という江戸そば仕立てということかもしれないが、
関西風のもっと優しい甘汁を期待していた私には、かなり醤油辛く感じ、ちょっと納得のいかないものだった。
尚、ボリュームはどれもそこそこあり、2杯も食べればお腹一杯になったことを付け加えておく。
そば処 藤村 (そば(蕎麦) / 河辺の森駅、八日市駅、五箇荘駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
その後、新緑の
永源寺に参拝し、出来たばかりの石榑(いしぐれ)トンネルを通り、八風街道を桑名へ抜けて帰名。