愛猫・西子と飼い主・たっちーの日常

亡き西子とキジロウ、ひとりっ子を満喫していたわおんのもとに登場した白猫ちくわ、その飼い主・たっちーの日常…です。

地震とにゃんこ

2007年07月31日 | たっちーの部屋
柏崎市内では震度6強を観測し、甚大な被害をもたらした新潟県中越沖地震。
住民の間で地震以降、エサの豊富な避難所周辺でもにゃんこの姿を見かけなくなったと話題になっているんだそうです。
県柏崎地域振興局によると、柏崎市、刈羽村に狂犬病対策のため登録されているわんこは4145匹。ペットフードの出荷量などから、にゃんこはその2~3倍で、ノラを含めると市内に1万匹以上と推計。しかし、地震発生以降、飼い猫、ノラの区別なく姿が見えなくなったというのです。
心配になった飼い主さんたちが保健所や県獣医師会などが設置した動物救済本部を訪れています。この救済本部には、25日午後2時までに一時預かりやエサの提供など、動物に関する相談が計151件寄せられています。内訳はわんこの行方不明の相談3件に対し、にゃんこは5倍の15件。ペットの一時預かりも受け付けていますが、預かり希望はわんこの19匹に対し、にゃんこは9匹に止まっています。
どうやらかなりの数のにゃんこが、行方不明になっているようす。
もちろん、帰ってきたにゃんこもいます。全壊した自宅に荷物を片付けに戻ると、倒壊した家屋の間にうずくまっていた愛猫を発見。飼い主さんによると、このにゃんこは「マグロしか食べないんです。ぜいたくに育てたもので…」とのことだったので、わずかな期間でもノラ生活が肌に合わなかったのかもしれません。ただし、飼い主さんの家が全壊してしまっていたため、せっかく戻ったもののこのにゃんこは救済本部で一時預かりに。1日も早く家族がそろって生活できるようになるといいですね。
大学の先生は「群れを成していたオオカミに人間の手が多く加わったイヌに比べ、単独行動でエサを取れるネコは、より野性的な本能を残している。そのため地震に対して敏感に危険回避行動を取り、安全な場所に身を隠していると考えられる」とコメント。さらに「阪神大震災以来、地震によって動物がいなくなった報告例は多くある。時間はかかるだろうが、たとえ倒壊した家でもいつもの場所にエサと水、トイレを置いておくと、帰巣本能で戻ってくる可能性はある」ともコメントしています。
わんこもにゃんこも大事な家族。一緒に暮らせるようになることが飼い主さんにとっては本当の復興になるのだと思います。どのコも1日も早く戻って来ることを、切に願います。

ちなみに今回の写真はイスで寛ぐ西子。よほど鈍感なのか地震がきても微動だにしませんでした。大地震で建物が倒壊したら、きっと人間より先につぶれると思います。
コメント (2)
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