今回もアメリカからのにゃんこニュースです。
オレゴン州に住むケイトさんと同居しているのは黒にゃんこのエズメ(性別不明)。家の外への出入りを自由にしているのですが、どうにも困ったことが……。このエズメ、しょーもない物を頻繁に持ち帰ってくるのです。しょーもない物とは、片方だけの靴下や手袋、最近ではマスクなどなど。
しょーもない物とはいいましたが、靴下も手袋も両方がそろえば、十分に利用できます。「持ち主は困っているんじゃないか」と心配したやさしいケイトさんは一計を講じます。恥を忍んで、エズメが手袋を口に加えて運んでくるイラストに「うちのにゃんこは泥棒です」と大書きした看板を設置。その横にエズメの「戦利品」を吊る下げ、持ち主に返そうとしたのです。
すると、この看板が「にゃんこ、おもしれぇ~」という感じでSNSで拡散。ケイトさんの思惑とは裏腹に「ウチのコもぉ~」という声が次々と寄せられ、ネット上では一時にゃんこの戦利品市場と思われるほど、それぞれの家のにゃんこが持ち帰ったが紹介されたとのこと。
これだけ話題になったのだから「戦利品」の持ち主も続々と現れて……と思ったのですが、残念ながら返却は一向に捗らず、長い間、吊るされた状態が継続しています。
「たまに人が来るから、持ち主なのかなぁと思ってみていると、だいたい写真をとって帰るんですよね。どうしたもんでしょうねぇ~」とケイトさんも困っているようです。
ところで、にゃんこが外出先からいろいろなものを持ち帰る理由は諸説ありますが、猫たちが世話をしてくれている家族である人間に感謝の気持ちとして持ってくる、狩猟の才能が無い人間を哀れみ助けるために持ってくる、などともいわれています。そうだすると、無下に叱るのも気が引けるところです。
どうせ持ち帰るなら、現金とか金の延べ棒とか当選している宝くじとか……ってわけにはいかないもんでしょうかね。
ちなみに今回の写真は、押し入れベッドでまったりと寛ぐキジロウ。年齢に応じた落ち着きがでてきた?