以前、縁あって名古屋市科学館で「特別展 ネコにゃんとクールなハンターたち」を観る機会を得たとお話しをしました。
猫科動物を進化の過程を含めて追う興味深い企画でした。
そこで改めて気づいたことは猫科は肉食であるということ。
猫科ですからイエネコも同様ですが、実はこれってかなり稀有なことなんです。
進化の過程で枝分かれした犬はもちろん、狼や巨大な熊も雑食です。以前、北海道で人間を恐れずに立て続けに乳牛などを襲い、怪物と恐れられたOSO18の呼ばれていたヒグマは肉食に偏ったため体調不良に陥っていたとみられています。
こんな話を聞くと、肉食に特化して進化した猫科の逞しさというか潔さを感じます。
しかも「万能補食者」だということが最近のアメリカの調査で明らかになりました。
スズメ、ネズミ、ウシガエルなど2000種類以上の生物を捕まえ「捕まえた、もしくは漁った生物は何でも食べる」とまとめています。
おーっ、やっぱりにゃんこってすげぇ〜と思いましたが、この調査の対象は「ネコ」と言われているので、いわゆるヤマネコではなさそう。ということはいわゆる野良にゃん?イエネコだとすると、ウチのコってけっこー好き嫌い多いんだけど…と思った飼い主さんも少なくない気もしています。
こんなふうに、芋づる式に沸いた疑問を解決しても、たぶんなんの役にも立ちそうもありませんが、興味の湧いたことで知識を蓄えるのって結構楽しい。
気が向いたら、さらに調べてみようと思います。
ちなみに今回の写真は、たっちーに抱っこされるちくわ。かわいいですが、延々と抱っこされ続け、自分から降りようとはしないのがなやみの種です。