晴天の日曜日。西子の墓参りに出かけた。命日である2月1日を過ぎてもなかなか行けなくて、ずっと気にしていた。
墓地に着いてから、線香を買おうと受け付けに向かうと、入口にまん丸に太った猫がいた。白に帽子をかぶったようなキジ柄。手を伸ばすとスリスリしてきた。
受付を出ると、猫は僕を先導して歩いた。時折、僕が付いてきているかを確認するように後ろを振り向いた。
「ありがとう」
お礼を言って別れた。
墓地に到着すると、途中で買った花を手向け、線香をあげ、手を合わせた。
「…ったく遅かったじゃない。あたしにだってご近所の出前ってもんがあるんだからハジかかせるんじゃないわよ」
「ごめん、ごめん。どうにも忙しくて…」
「忙しいのはいいけど、気をつけなさいよ。あんたこの間も胃カメラ飲んだでしょう」
「おっ、さすが。よく知ってるね」
なんだか、西子を思うと勝手に会話が成立してしまう。
西子が逝ったのは東日本大震災があった年の2月1日。もう丸2年が経つ。つい、この間のことのようだ。
僕はこの間、どう変わっただろう。この先、どう変わっていくだろう。
変えることのできない過去を抱え、これからも、西子の墓参に来るんだろうなぁ。
帰りに小銭入れを落としました。中身は300円ほどで、吉野家の割引券と胃薬が入っています。拾われたら、罪悪感なく使われる金額だよなぁ…。厄払いしたと思って、あきらめようっと。
西子とは人生の特別な時期を一緒に過ごしたので
その分、印象が強いのかもしれません。
潰瘍、小さいのがありましたが
自然に治っていたようです(笑)
◎ばぁやさんへ
西子とは不思議に会話が成立するんですよねぇ。
猫ですから生前から会話していたわけではないんですけどね(笑)
胃カメラはお陰さまで大丈夫でした。
分かるような気がします。
いろんな事を言われてるように感じますよね^^
結局は自分が思ってる事なんだろうけど…
私もよくあります。
「ミオもレオもただいま」って言った後に
遅かったじゃない、と言われてるようで
「だって残業だったんだもん」とか^^;
胃カメラ、大丈夫だったのかな?…
西子さんは私の心の中で永遠です。
ラムネと共に永遠です。
もう、2年も経ってしまったとう感覚の方がしっくりきます。
だって、西子さんも ラムネも私にの中では生きているから。
たっちーさん、胃カメラは異常なかったのですか?
潰瘍になっていませんでしたか?
潰瘍でも早期なら薬で治るから・・・そのための薬を服用中なのかな?
忙しいのはこのご時世、悪いことではないですが
体調との折り合いをつけるよう 切にお願いいたします。
可愛いにゃんこが家で待つのですから たっちーさんが健康であることが絶対ですからね。
おねがいしますね。