金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

川西での金繕い教室「器再楽」

2019-09-13 11:01:47 | 多種類の繕い例

昨日の川西での金繕い教室の「器再楽」の会の様子です。

 
新しい方が2名見えられて、8名の参加者でした。

 

どんな手順でこの日の教室を展開するか迷うところです。

 

とてもいいワイングラスを持参された方が居られたので、それからスタートです。

内側に欠けた部分があって、ガラスですので、修復した箇所が反対側からも見えるので、どうしますかねと投げかけて。

先ずは、「新うるし」の本透明を塗って、その上から金の消粉を蒔いて。

この後、その上から欠けた部分をアラルダイトで補填です。

次回にその仕上げとなります。

ちょっと難しい課題でしたね。

 

そして、前回丁寧にベースを仕上げたものに黒艶漆を塗って、錫粉を蒔きました。

錫粉は粉固めをしないので、後の処理が楽ですね。

 

大皿も同様に、錫粉で。

 

そして、うんと割れていたものをきれい修復できたものの仕上げですが、初めて参加された方の繕いがあり、時間が足りないので、この日はこの内側の処理だけにさせてもらって。

 

これも錫粉ですね。

そろそろご自分で仕上げてもらいたいのですが、きれいな細い線が書けないからと、私の方に回ってきます。

 

この日は3時間の枠でしたが、それでも時間を気にしないといけませんね。

初めての方は、欠けた食器をいくつか持参されていましたが、そのベース作りを。

いろんな作業を丁寧に説明してあげました。

 

この日は丹波の遠くから参加された男性メンバーが居られましたが、そろそろご自分で繕いが出来そうでしたね。嬉しいことです。

 

それから、この日は、シャノワールの佐野さんからお客さんからの繕いの依頼ですと3点のポットを預かりました。