昨日の川西での金繕い教室の「器再楽」の会の様子です。
新しい方が2名見えられて、8名の参加者でした。
どんな手順でこの日の教室を展開するか迷うところです。
とてもいいワイングラスを持参された方が居られたので、それからスタートです。
内側に欠けた部分があって、ガラスですので、修復した箇所が反対側からも見えるので、どうしますかねと投げかけて。
先ずは、「新うるし」の本透明を塗って、その上から金の消粉を蒔いて。
この後、その上から欠けた部分をアラルダイトで補填です。
次回にその仕上げとなります。
ちょっと難しい課題でしたね。
そして、前回丁寧にベースを仕上げたものに黒艶漆を塗って、錫粉を蒔きました。
錫粉は粉固めをしないので、後の処理が楽ですね。
大皿も同様に、錫粉で。
そして、うんと割れていたものをきれい修復できたものの仕上げですが、初めて参加された方の繕いがあり、時間が足りないので、この日はこの内側の処理だけにさせてもらって。
これも錫粉ですね。
そろそろご自分で仕上げてもらいたいのですが、きれいな細い線が書けないからと、私の方に回ってきます。
この日は3時間の枠でしたが、それでも時間を気にしないといけませんね。
初めての方は、欠けた食器をいくつか持参されていましたが、そのベース作りを。
いろんな作業を丁寧に説明してあげました。
この日は丹波の遠くから参加された男性メンバーが居られましたが、そろそろご自分で繕いが出来そうでしたね。嬉しいことです。
それから、この日は、シャノワールの佐野さんからお客さんからの繕いの依頼ですと3点のポットを預かりました。