金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

次の繕いは豪華に その1

2022-01-03 18:06:19 | 磁器の繕い例

次の繕いは、12月の川西の「器再楽」の教室で、画廊シャノワールのオーナーの佐野さんから依頼されたものです。

 
依頼者は私の知らない別の方です。
 
こんな九谷焼の酒器4点。
よく傷んでいますが、金が似合うものですね。
底に穴があいたものまで。

 
持ち帰って取り組みました。
 
先ずはベースの修理です。
ひび(にゅう)が入っている箇所もいくつかあって、温めて接着剤を注入です。

 

底の部分に穴があいているものには、プラスチック板を用いて。

この裏側に接着剤を用います。

 

接着剤に強力粉を混ぜたもので。

 

この酒器の高台はよく傷んでいますね。

 

そして、接着剤が硬化するまで一日待ちます。

続く。