次の繕いは、12月の川西の「器再楽」の教室で、画廊シャノワールのオーナーの佐野さんから依頼されたものです。
依頼者は私の知らない別の方です。
こんな九谷焼の酒器4点。
よく傷んでいますが、金が似合うものですね。
底に穴があいたものまで。
持ち帰って取り組みました。
先ずはベースの修理です。
ひび(にゅう)が入っている箇所もいくつかあって、温めて接着剤を注入です。
底の部分に穴があいているものには、プラスチック板を用いて。
この裏側に接着剤を用います。
接着剤に強力粉を混ぜたもので。
この酒器の高台はよく傷んでいますね。
そして、接着剤が硬化するまで一日待ちます。
続く。