金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

川西での「器再楽」の様子 その2

2022-01-15 14:14:01 | 金繕い教室「器再楽」
木曜日の川西パレットでの金繕い教室「器再楽」の様子の続きです。
 
皆さんの取り組んでいる様子です。
そろそろいろんな道具も用意されていますね。

 

この沢山に割れた品物は難しいでしょうね。

さて、私も大急ぎで。
 
接着剤は急速硬化するものと普通のものとを用意して。
地の子と強力粉をまぜたものの2種類を用意して。

 
ガラス製のコップには、「新うるし」の本透明を塗って。

 
その上からゴールド色をした錫粉を蒔いて。

 
他のものもすべてこの錫粉ですね。漆は黒艶漆を塗っています。

佐野さんから依頼された酒器の底の部分、私は「新うるし」の白だけで処理を終えていたのですが、錫粉を蒔いてほしいと。

流石に鋭い指摘でしたね。

 

この日、急速硬化の接着剤を浸み込ませた部分にも仕上げをして。

 

もう一つ、ほんの少し欠けた部分があるグラス、この処理は難しいですね。

すぐに3時間近くが過ぎて。この日も大忙しでしたね。

次回は2週間後ですが、コロナのオミクロン株がどんどん広がっているので、開催できるかどうかわかりませんね。


川西での「器再楽」の様子 その1

2022-01-15 13:08:30 | 金繕い教室「器再楽」

木曜日の川西パレットでの金繕い教室「器再楽」の様子です。

 
寒い日でしたが、8名の参加がありました。
 
とても忙しいので、皆さん準備中ですが、私は早速前回のベースの仕上げをミニルーターを使って取り掛かりました。

 

ベース作りは、まだ接着剤が硬化する前に手入れをしてくださいと伝えているのですが、主婦の皆さん、帰宅後の夕方からは忙しいようで。

 

沢山ありますね。

 

この後、「画廊シャノワール」の佐野さんから依頼されていた酒器4点の仕上がりを皆さんに観てもらいました。

金の丸粉を使っての繕いはこの会では珍しいので、皆さん熱心に。

さあ、皆さんの作業も始まりました。

 

どう直したらいいか、意見交換しながら作業を進めます。

 

この大皿の欠けた部分もミニルーターが必要で。

 

カッターナイフやミニヤスリ、それに水ペーパーも使って。

 

続いての私の作業は、トーチを使ってのひびの入った箇所(ニュウ)の処理です。

 

グラスのひびの入った部分も。

 

この教室では、速く硬化する接着剤がとても便利で、帰る前までに次の工程に進むことができる場合が多いです。

 

こんな風にひび割れた部分は完成です。

その2に続く。