さあ、この日はどんなものが。
まずはトーチを使って、ひびの入った箇所に接着剤を注入する作業から。
器を熱く熱していますので、接着剤が水のようにしみこんでいきますが、ひびの箇所をさらに広げて、接着剤が奥の方まで入るように。
酒器2点も同様に修理箇所を熱く熱して、接着剤の処理です。
小さな器ですので、接着剤が熱ですぐに硬化して。
さっそく漆の処理もできますね。
さあ、ベースの修復を終えた外の品物です。
どんな金属粉を蒔くか、ご本人にそれぞれ確認して。
ご自分でできる方も増えてきましたね。
これは前回ご自分で修復されたものですが、新しい代用金の仕上がりに部分的に不都合があって。
本透明の「新うるし」をその部分に塗って、再度新しい代用金を蒔いてあげました。
取っ手の部分を修復したカップ。
錫粉での仕上げです。
そして、2つの小さな酒器、金などできれいな絵付けがされていますので、これは金の消粉をぜひ使ってほしいと。
ただ、消粉の材料費をいくらもらえばいいかがとても難しいところです。
精密な秤があれば判るのでしようが。
大まかな金額で頂きました。
次回は、この教室も2週間後の10月27日ですね。