金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

川西での「器再楽」の様子

2022-10-14 17:15:26 | 金繕い教室「器再楽」
前日の「総合センター塚口」の金繕い教室に続いて、昨日は継続しての川西パレットでの金繕い教室「器再楽」でした。
 
参加者はこの日は少なくて5名でした。

 

さあ、この日はどんなものが。

 

まずはトーチを使って、ひびの入った箇所に接着剤を注入する作業から。

 

器を熱く熱していますので、接着剤が水のようにしみこんでいきますが、ひびの箇所をさらに広げて、接着剤が奥の方まで入るように。

 

酒器2点も同様に修理箇所を熱く熱して、接着剤の処理です。

小さな器ですので、接着剤が熱ですぐに硬化して。

 

さっそく漆の処理もできますね。

 

さあ、ベースの修復を終えた外の品物です。

どんな金属粉を蒔くか、ご本人にそれぞれ確認して。

ご自分でできる方も増えてきましたね。

 

これは前回ご自分で修復されたものですが、新しい代用金の仕上がりに部分的に不都合があって。

本透明の「新うるし」をその部分に塗って、再度新しい代用金を蒔いてあげました。

 

取っ手の部分を修復したカップ。

錫粉での仕上げです。

 

そして、2つの小さな酒器、金などできれいな絵付けがされていますので、これは金の消粉をぜひ使ってほしいと。

ただ、消粉の材料費をいくらもらえばいいかがとても難しいところです。

精密な秤があれば判るのでしようが。

大まかな金額で頂きました。  

次回は、この教室も2週間後の10月27日ですね。

 


塚口総合センターでの金繕い教室

2022-10-14 16:18:15 | 金繕い教室「器再楽」

体調不良で陶芸教室ではなく、金繕い教室を去年に引き続き今年もやらせていただいています。

今年も3回コースで、参加者は少し減って5名、一昨日の様子です。
 
さあ、どんなものが。
一応、お一人2点までとしていますが、余裕があれば追加も。

 

皆さん、ほとんどが見学ですね。

接着剤が硬化するまでの手入れがついついおろそかになってしまいますので、今年は、私が持ち帰り硬化するまで手入れすることにしました。

 

家に持ち帰ってからの手入れです。

 

このガラス製の箸置き、尾の部分が2カ所壊れてご自分で接着剤で試みたようですがうまくいかずに。

煮沸して、接着剤をはがすところから私の作業です。

1か所ヒビも見つかりました。

 

さあ、これで完了でしよう。

 

それから、前回も参加されて、木っ端みじんのもいくつも持参されたうんと高齢の男性。

今回はこの1点だけですが、どうしてこんなに壊してしまうのでしようかね。

教室では扱う時間がないので、私の持ち帰りでした。

 

家に帰ってから翌日に順番を確認して、ここまで接着したのですが、残りの破片が違うものです。

厚さといい色合いといい、まったく別物です。

さっそく担当者に確認の連絡を入れて、確認してもらっているところです。

 

欠けた部品がないようでしたら、接着剤で形成する手法もありますが、とても大変ですね。

さて、どうなりますか。

次回は2週間後です。