金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

持ち帰った金繕いの品物

2022-10-24 07:30:16 | 金繕い教室「器再楽」

10月11日にあった「総合センター塚口」での1回目の金繕い教室、後の手入れがどうしても手薄になるので、私が持ち帰って手入れすることに。

 
次回は明日に2回目です。
 
手入れが終わった品物たちです。

 

その作業の内容です。

大皿の欠けた部分、ミニルーターで余分な接着剤を削り出して。

 

この後は、水ぺ-パーを使ってご本人にきれいにしてもらいましょう。

 

可愛い酒器、2カ所欠けがありました。

これもミニルーターを使って、ほぼきれいに整えて。

 

ほかの品物は、私の手入れは無しで。

 

一番の厄介者。

どうしてこんなものを持ってこられるのでしょうかね。

事業の担当者に連絡を取ってもらいましたが、なぜか電話が通じないそうです。

 

ここまで接着してあげたのですが、残りの破片が薄い別のもので使い物になりません。

 

この後の作業は大変ですが、自分の経験を積むために、チャレンジです。

 

プラスチック板を使います。

 

そして、接着剤は早く硬化するものを用いて。

 

こんな形にベースが出来上がって。

プラスチック板、とても有効ですね。

 

この後、ミニルーターや水ペーパーを使って、きれいに整形して。

 

そして、赤ロイロ漆を塗って仕上げです。

修理箇所が大きいので、金属粉は蒔きませんでした。

 

仕上がりました。

とても大変な作業でしたが、いい経験になりました。

これを見てご本人も、担当者もびっくりされるでしようね。