toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「リビジョンA」 未須本有生

2015年07月06日 | 読書日記
様々な問題を乗り越えて新しい戦闘機を開発する話。
私も長いこと製品開発に携わってきたのでよく理解できるけれど、この物語はちょっと上手くいきすぎかな。。
全体としてはこの手の小説でおなじみの成功物語で面白く読める。

主人公の沢本と恋人との会話がいつまでも他人行儀なところに違和感が有るのと、場面展開したとき「○○に言った」と言えば済むところをわざわざ意味もなく「電話の相手に言った」という書き方が多用されているところが気に入らない。

ストーリに直接関係しないためか「過去の事故」が最後まで明らかにされないが、ちょっと気になる。

専門的なことをさりげなく説明したりして未知の世界のことでも分からなくて戸惑ってしまうことがなく、安心して読める。




文藝春秋
コメント
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